ガストロノミー浸る一か月
昨年イタリアへ一緒に短期留学した2人の仲間とともに、今年の夏は2週間ほどタイへ行ってきました!
今回の渡航の目的は、ガストロノミーツーリズムについてフィールドワークを行うことです。
ガストロノミーとは、フランス語で「美食学・美食術」の意味。 その土地の気候風土が生んだ食材、習慣、伝統、歴史などによって育まれた食を楽しみ、旅することをガストロノミーツーリズムといいます。
渡航前に、まず自分たちの目的を明確にし、企画書を作成して、学務課にこのプログラムを授業として申請しました。
[プログラムの概要]
・8月19日から9月9日
・愛知県半田市でガストロノミーツーリズムを学ぶ
・タイでガストロノミーツーリズムのフィールドワークを行う
・帰国後、大学教員へ授業実施報告書の作成と成果プレゼンテーションを行う
まず、昨年イタリア留学でお世話になった、名古屋外国語大学の先生が開講されている短期の授業に参加させていただきました。この授業では、愛知県半田市におけるガストロノミーツーリズムについて学びました。特に、愛知県半田市でのSDGsに着目し、愛知県が誇る発酵食の文化やそこから派生したサステナブルな取り組みについて学びました。五日間という短い時間でしたが、座学からミュージアムや酒造の見学、食事、フィールドワーク、インタビュー、プレゼンテーションと盛りだくさんな内容でした。
次に、ガストロノミーツーリズムが盛んであるタイへ実際に足を運びました。タイでは、食文化と観光の関係性やガストロノミーツーリズムがどのように行われているのかを見てきました。
ガストロノミーというと、美しいフレンチなどを想像しがちですが、ガストロノミー+ツーリズムは、美しい食事から屋台の食事まですべてを包括します。タイでは、二週間ほどの期間ずっと、毎食さまざまなタイ料理を食べながら、街歩きをしてガストロノミーツーリズムのヒント探しや文化の発見をしていました!
帰国後は、たくさんのタイ料理とガストロノミーツーリズムについて吸収してきた知見を基に、学部の教授陣への授業実施内容の報告書作成と成果報告のプレゼンテーションを行いました。
タイの前に滞在した半田市も合わせて三週間近いプログラムになりましたが、毎日がとても楽しく、とても充実した時間にすることができました!今回の渡航にあたり、たくさんの方々のご助力を頂きました。二週間という長い期間の渡航で、普段することのできない貴重な経験をし、たくさんの知見を手に入れることができました。本当にありがとうございました。
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