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スペイン発、葡萄でつくったイチゴ

はい、こんばんわ。前回の予告通り、スペインのワインをば。


スペインはValencia/ヴァレンシアのワイナリー、Cuevaの薄うま系シラー、Vi-Viuです。

これもね、好き系ど真ん中です。そもそもこれくらいの赤、大好きですからね。スペインは久々ですが、ナチュールに限らず、燦々と太陽が降り注いだ、明るいワインのイメージでしたが、そうゆう感じではないよ、とショップの方にご紹介いただきました。

薄濁りの色味通りに、軽やかな香りから、ぐいっとスパイスを感じる飲み口。ただもう、フレッシュなイチゴの感じ。甘酸っぱいシュワっとする酸を感じつつ、ぐいぐいいけちゃうやつ。これはいいよねーと思いながら、こうゆうワインはマメり易いかなぁと思いつつ、抜栓して残しておきました。

二日目、ワタクシ如きの想像を軽々飛び越えられましたよ。昨日のフレッシュなイチゴを、煮詰めて、なんなら砂糖も足して、ジャムになっていました。昨日のフレッシュも捨て難いけど、今日の煮詰めた感は最高。こんな赤が飲みたいという願望を、二日続けて、しかも違うテイストを飲ましてもらいました。ありがとう、Cueva


さて、今回の生産者、Cueva、『Bodegas Cueva』は、先述の通りスペインはヴァレンシア地方でワイン造りをしています。ビーチリゾートとしても有名なヴァレンシアの、その美しい地中海沿岸から内陸へ約70km、標高700m前後の高台にあります。スペインの産地呼称制度で、DOウティエル・レケーナと呼ばれるこの地は、夏は40度を超えるほど暑いのにもかかわらず、冬は零下15度近くに下がる厳しい気候条件になるそうです。すさまじい寒暖差。でもその歴史は古く、2700年にも及ぶと言われています。その歴史の古さ、継続性、そして独自性の価値の高さから、ユネスコ世界遺産の登録申請中でもあるんですって。

さてそんな土地では、ぶどうの成熟期にほぼ雨が降らず、悪天による病害リスクが非常に少ないため、農薬を使用せず、環境に配慮したぶどう栽培が可能なんですって。で、Cuevaですよ。彼は野生酵母の働きで自然な醸造を行っている、ヴァレンシアの重要自然派生産者です。確かに彼の別キュベは方々で見たことありますね。

(https://lavenir-wine.com/bodega-cueva/より)


ということで、次回は彼の別キュベをご紹介したいと思います。飲み比べですよ。これがね、全然違う飲み口なのに、根底に同じものを感じるんですよね。ということでまた次回。ではまた。。。

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