日本のヴァンナチュールも美味しいよ?
年越しワイン祭り、ぼちぼちと開けてってますが、第三弾です。今日は珍しく?日本のワインです。
日本で作られているナチュールは、最近どんどん増えてきている気がします。僕が知らなかっただけかもですが。特に北海道や長野県はもともとワインの生産が盛んなだけあって、ナチュール偏差値?が高い気がします。ナチュール飲み出した頃に飲んだ、ドメーヌナカジマのペティアンは、巨峰をそのままワインにしたような、優しく飲み心地のいいものでした。長野の山中でキャンプしながら一晩で飲み干した記憶が(画像はhttps://winy.tokyoより)。
金沢で大好きなビストロで、日本のワインはパンチが足りないと仰っていて、これはある側面において個人的に同意します。と言うのは優しいんですよね。語弊があるかもしれませんが、飲み易過ぎるんです。ワイン、特にナチュールは作り手や葡萄、土地のテロワールが表現されたものが多く、また好まれると思います。だから、飲みやすい、というのは一概に褒め言葉とも言えないんですよね。いや勿論褒めてますけどね。飲み易いワイン好きです。大好き。
『優しい』というのも個性だと思います。要は日本のナチュールは優しさという個性が溢れてる、と言いたいです。日本産の全部が全部ではないですが。クラシックなワインを飲んでその重厚さに辟易した結果、ナチュールフリークになった矢先に出会ったペティアンは、本当においしかった。
東御市はワイン特区になっていることもあり、新しいドメーヌがどんどん増えているみたいですね。自分でワインづくりというのも興味あります。いつか手を出してみたいた思わなくもない。
前置きが長くなりましたが、今回のワインは北海道です(長野じゃないんかい)。余市のドメーヌ・モンのMonpeです。
ドメーヌ・モンが醸造したペティアンで、Monpe/モンペ だそうです。他にもMont-C(Cidre/シードル)や自園のピノ・グリを使った初ヴィンテージ、Don Gris/ドングリ 2018 などなど。飲んでみたいなぁ。
ドメーヌ・モンの山中さんは同じく余市のドメーヌタカヒコの曽我貴彦氏に師事し、独立された経歴の持ち主です。トラクターも使わず、農薬も当然不使用。『器用ではないので自園でピノ・グリのみを追求します』という、そんな山中さんの不器用な優しさがワインにも表れているのでないでしょうか。
さてさて今回は、Monpe/2020 です。ナイアガラ・ケルナー・バッカスの混醸で、美味しそうな濁りのある黄金色の微発泡(ペティアン)です。アロマも味わいもまるでマスカットをそのまま飲んでいるような瑞々しいうま味。飲み切ってしまいたい気持ちをぐっと堪えて抜栓二日目、瑞々しさが熟成感に変わり、色も綺麗に濃縮されました。
これこそナチュールの、酸化防止剤無添加の良さですよね。抜栓後の変化を楽しむのがボトルで家飲みの醍醐味ですよ。またステイホームが叫ばれそうですので、みんなでナチュールで家飲みしましょう。
週二回くらいのペースで更新しようかしらと思う今日この頃。飲んだワインを覚えてる限り、このペースで書きたいです。ではまた。。。