日本のワインは安心の美味しさ
ちょっとサボってました。春は忙しい。
さて前回の予告通り、今回は日本のワインです。
北海道は余市から、『Lan Seqqua/ラン・セッカ』さんから、『早花咲月』。さわやかペティアンです。
いいなぁ、北海道
北海道ツーリングしながら、ナチュールのドメーヌ巡りとかしたい。バイクないけど。スキーもしたい。顔凍るらしいけど。
(ラン・セッカさんのHPより/https://lanseqqua.jp/)
さてこちらのラン・セッカさん、2020年からまずはワイナリーとしてスタートされ、来年あたりには自畑のブドウでワイン作れそうなところだそう。
なので今年リリースのワインは同じ余市で栽培されたナチュラルな買いブドウで醸造されています。
太陰暦は風流
このキュベ名、『早花咲月』。読めますか?僕は読めませんでした。
『さなはさづき』と読みます。元は太陰暦の三月を表す言葉だそう。
『早キ花ノ咲ク月』。現在の太陽暦の3月下旬~5月上旬を指すようです。
近い季節を指す陰暦の呼称では、『春惜月/はるをしみみつき』『竹秋/ちくしゅう』『建辰月/けんしんつき』など。風流ですね。
春を惜しむはまだわかります。竹秋は、竹の葉が黄色く色ずく季節だから。そして建辰月は、建=北斗七星の柄が、辰の方角になることから。
(http://www.dkakd107.sakura.ne.jp/D24.html)
たぶん今の季節とはズレてしまっていますが、季節の移ろいを感じられる、なんともいい響き。
太陰暦は月の満ち欠けをもとにした暦です。ナチュールの世界でも月の満ち欠けはとても重要な意味を持っていて、特にビオディナミの中で満月は一番パワフルな時、新月はその逆という風に考えられています。
ブドウの収穫やボルドー液(ビオディナミでの有機肥料みたいなもの)の使用時期などに関わっています。
そんな意味でも、このキュベ名はいいですね。
3月に飲みたいワイン
ズバリ、このコンセプト通り、3月末に飲まして頂きました。
日本ワインではおなじみのブドウ、ナイアガラ主体のペティアンです。数日のスキンコンタクトで瓶内二次発酵、ノンフィルター。そしてサンスフル。
ペットナット=ペティアン・ナチュレルの王道ですね。
最近は初夏と呼ばれる時期がどんどん早まっている気がするから、今時分にキリっと冷やして飲むには最高のさっぱり感ですね。
どんどん太陽が元気になるこの季節ですが、マンボウが出てきました。晴れた休日の昼下がり、流行りのベランピンクのお供にしましょうか。
(https://crazycamp.net/archives/9709)
余市と言えば
余市と言えば、ウイスキーのイメージが多いですかね。
余市と言えば、日本のナチュール界ではかなりアツい土地です。ご紹介したこともある『ドメーヌ・モン』、日本ナチュール界の大御所『ドメーヌ・タカヒコ』、『モンガク谷ワイナリー』etc…
いいなぁ、行きたいなぁ。
余市への羨望に後ろ髪を引かれながら、次はフランスの北部へ行きましょう。ではまた。。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?