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Tribute/Complemen Terre
あけましておめでとうございます。
年越しワイン祭り第二弾、行きましょう。
どんどん寒くなってきましたね。
・本日のワイン
《Cubee 》
Tribute/2019
《Cepage》
Melon de Bourgogne
《Winery》
Complemen Terre
《Taste》
パインのような甘酸っぱさを存分に感じる。
甘み・旨み・酸のバランスが最高。
澄んだ白色に違わぬ、澄んだ味わい。
・ワインの小話
今回はフランスはロワールのワインです。葡萄もロワールのナント地方の伝統品種が使われています。ロワールは大西洋沿岸からロワール川を遡って広がる広範な地方で、葡萄品種もテロワールも色々あります。
前回は近年の生産量世界一はイタリアだ、と言うことを書きましたが、そこは流石フランス、美味しいワインはとっても沢山あります。
ことナチュールに関して、フランスにはそのはじまりと呼ばれる伝説の生産者がいました。
日本でも毎年お祭り騒ぎになる、ボジョレー・ヌーボー。これはボジョレ地方のヌーボー(新酒)ですよね。
このボジョレ地方でナチュールの礎を築いたと言われる生産者が、マルセル・ラピエールです。
彼は、第二次大戦後の化学薬品隆盛期において、周りの人々の冷ややかな目をよそに、昔ながらの古典的な製法に回帰し、農地を有機栽培に、化学物質をセラーから排除し、野生酵母による自然発酵を始め、亜硫酸塩も使わないようにしました。
これは当時において革命的な製法でした。彼はこのアイデアと技術をボジョレの生産者と共有しました。マルセルと彼と思想を分かち合った、ジャン・フォワヤール、ギイ・ブルトン、ジャン・ポール・テヴネの4人は『ボジョレのギャング・オブ・フォー』と呼ばれたそうです。彼らが近年のナチュールの第一世代となり、礎となったのです。
2010年、マルセルは60歳の若さでこの世を去りました。今は彼の息子である、マチュー・ラピエールが受継ぎ、ワインをつくっています。
そんな訳で、ワインは紀元前から作られていて、最も古いアルコールであると言われますが、ナチュールの歴史はマルセル・ラピエールから始まったと言われています。
・雑記
年末に投稿しようとしたら、年明けちゃいました。改めてまして、あけましておめでとうございます。
今年もボトルを購入して家飲みしたナチュールは、なるべく全てここで発信したいと思います。書く内容を調べて考えることが、自分の知識として残すことになっているので。。。
ナチュールに興味がある方は是非お付き合いください。ではまた。。。