チェコの同い年 流石のUMAMI
はてさて延ばしに延ばした、年越しナチュール、たぶん最後の一本にして、最高の一本であろうワインです。
一度かな?紹介したことのある生産者、チェコのミラン・ネスタッツ、今回はミニマムラベルと呼ばれるラインの、『UMAMI 2017』です。
まさかの同い年なんですってね。ショック。。。
いやまぁ13歳から醸造に携わっているとのことですし、キャリアは長いですよね、はい。自分と同世代~下の世代が活躍しているのは、野球等のスポーツだけじゃないですね。
さて今回のセパージュは、ゲヴェルツトラミネール、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、パラヴァ。はい、後ろ二つは知りません。
さて無知を知ったところで、調べてみました。
ゲヴェルツトラミネールは、唯一と言っていいほど、品種で分かる、大好きな葡萄です。ライチのような香り、スパイスを感じる品のいい甘味、香りが本当に好き。ドイツやフランス・アルザス地方など、冷涼な気候でよく栽培されている白葡萄です。
リースリングは白ワインの二大巨頭のような品種ですね。シャルドネと大勢を二分するような有名品種です。このあたりは説明不要ですかね。
さて、ミュラー・トゥルガウ。リースリングともう一つの品種との交配で生まれ、一時ドイツで最大の栽培数を誇った葡萄だそう。誕生は1882年。19世紀後半以降に生まれた所謂『新品種』の中で、最も成功した品種ですって。へぇー。
最後のパラヴァ。これはチェコの土着品種だそう。調べきれませんでしたが、チェコワインにはパラヴァ100%ってのもあるみたいですね。これもゲヴェルツに似たニュアンスがあるみたいですね。
さてと、そんなわけで4種類の葡萄の混醸で作られたワイン、その名も『UMAMI』。美しい黄金色から薫るのは、樽香。32ヵ月の樽熟成によるものなんでしょうね。そこにゲヴェルツのライチのような香り、一口目の出汁のうま味と後口にくる甘いうま味。甘いだけのワインじゃなく、後味はしっかり切れる、これぞ美味しいワイン。その名にそぐわぬ味わい深さはさすがの一言ですね。
好きな生産者に好きな葡萄、そりゃ好みのワインですよ。片っ端から彼のワインを飲みたいんだけれども、色々至りませんよね。キュベが多すぎるのもあるし、リーズナブルとは言えないですし。全く、お金のかかる趣味ですこと。
お金の湧き出る泉に出会えることを祈って。
ではまた。。。
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