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人生初の転職と部下を持つこと

公務員という絶対的安定を捨て、アウトソーシングの会社に転職したのが2020年1月のことです。

本社は新宿、配属先は横浜と心機一転新たな気持ちで仕事に取り組みました。

体調はすこぶる良かった

公務員のときには想像できないような、裁量の大きな仕事、月に何千万というお金を動かし管理すること、すべてが新しくそしてやりがいに満ち溢れていました。

それとともに、大きな体調不良に見舞われることもなく、今考えれば比較的のびのびと仕事をさせてもらっていました。
自分の裁量が大きかったこともありますし、会社の事業が業務改善という自分の取り組みたかった仕事をビジネスとして社会に供給していることに誇りさえ持っていました。

ただ。

もちろん懸念がまったくなかったわけではありません。

のちに自分が振り回されることの1つですが、正社員があまりにも少ないんです。
おおよそ4万人くらい社員がいたなかで正社員は、1500人くらい。契約社員が9000人くらい、いわゆるアルバイトやパート社員が3万人くらいというある意味正社員は天然記念物と言われていました。
それくらいに希少価値が高かったんです笑

事業展開のリスク

もうそれはひとえに、契約社員とアルバイトたちをどうハンドリングするかにつきます笑

ぶっちゃけ、対クライアントの対応なんて残業で対応すればいいですし、経理業務や労務対応などは営業秘書の契約社員が一定の規模の拠点には配備されていたのでその人と協働して対応すれば全く問題ありません。

それよりも、実際に手を動かしてクライアントの業務を対応してくれるスーパーバイザーを担う契約社員にどう動いてもらい、その配下にいるアルバイトやパート社員たちがどうしたらパフォーマンスを最大限発揮できるのかということに注力するほうが大切です。

まあ、これが自分を苦しめることになるのですが。

体調の波

どちらかというとこの2社目の会社ではトラブルが発生したり、過労気味になると体調が悪くなるという感じで、その都度薬を飲んで対処していけば通常通り勤務できるという感じでした。

大きく分けると2つの出来事でした。

1つ目は正社員の体制が2→1名体制に変わったこと。
ただ、こっちは見てみるとあんまり継続しては受診していないですね。 
1〜2ヶ月受診して、何ヶ月か空いてまたしんどくなったら受診するという。
ある意味で言えば病気とともに二人三脚で歩き出すことができるようになっていました。 そうしてやり過ごしていたのですが大きな壁が立ちはだかるのです。

契約社員からのモラハラというか、ハラハラ

これって入ってわかった難しい話のひとつなんですが、人って結局人数が多いというファクターによって自分たちに力があると勘違いする人がいるっていう話。

1人不妊治療をしている契約社員がいました。
こちらとしては前述の通り、配下のメンバーが働きやすくなるようにマネジメントすることこそが、結果として拠点の成果につながると信じていましたので、その契約社員がパフォーマンスを出せるような配慮を可能な限り行っていました。

しかし、人とはわからない生き物で明確に宣言していないことに対する配慮を排斥しようとするもんなんでしょうか笑
配慮していたことをセクハラだとか、パワハラだとか言われるようになり、僕の上司に通報するという地獄のような状況が起こっていました。

この話は長々書いても仕方ないのでざっくり解決までのロードマップを記しておくと、

携帯電話でのやり取り🆖にし、僕の上司と僕と契約社員の3名でグループチャットを上司に作成してもらい、客観的に僕がハラスメントしているのかを判断して貰うことにしました。

そうしたらまさかのまさか、契約社員が僕にモラハラしてるチャットが大量に上司の目に入ることとなり、まさかの僕がモラハラの被害者であると認定されてしまったという🫠🫠🫠

そんなオチあるか?!と思うのですが、その頃にはちょうど他の拠点からの異動してきた女性の正社員と契約社員の受け持ちを分担することにしたため、結果的離されることになり、僕はそのまま異動→転職のために退職ということであっさりジ・エンドとなりました。

ただ、このときのダメージは大きかった

今考えてみるとこのとき、半年近く抗不安薬を継続して服薬していたことに気が付きました。

それでも、正社員が自分しかいないことに対してプライドも、誇りもありました。
責任もありましたし、それ相応の裁量もありました。

まあ逆を言えば、会社の体制が変わりそれが崩壊することが目に見えてしまったので退職し、キャリアアップしようとしたんですけどね。

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