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イタリアのイケオジとアダム様|イタリア生活

日本の男性ファッション誌で、このような記事や写真を目にするたびに私は思う。
こんなイタリアオヤジはどこにいるのか。

日本の男性ファッション誌における、イタリア男性のお洒落度は多分に”盛られ”ていると思う。

だが、雑誌どおりのオサレメンズというのは、いることはいるのだ。
フィレンツェでは年に2回、Pitti Uomo(ピッティウオモ)というメンズファッションの見本市が開かれ、世界中のファッション関係者が集まる。

私は何回かこれに行ったことがあるのだが、まあそれはそれはオサレ。
メンズファッション専門だから、あらゆる年代の男、男、男。
会場となる場所はフィレンツェの要塞跡なのだが、広大な敷地は360度見渡す限りオサレメンズで埋め尽くされる。

フィレンツェの駅から見本市会場まで続く道に、Via Faenzaという冴えない通りがあるのだが、この期間ばかりはオサレメンズのランウェイと化する。

見本市の期間は数日間に渡るので、オサレメンズは当然毎日服を替える。
昨日と同じ~なんてあり得ない。着回しなんてセコいこともしない。
日本の雑誌のイタリア男性のファッションスナップは、背景から察するにこの見本市で撮影されたものが多い。

革靴を靴下なしで素足で履く、なんて普段のイタリアでは
「そんなやつおれへんやろ by 大木こだま」という姿もここではたくさん見ることができる。



インスタグラムなどで拝見するアダム様のご普段着まとめ。

・黒いTシャツ(たまに白)
・黒いスウェットまたはフーディ(ワイン色も持ってるぞ)
・おめかし用の黒い襟付きシャツ(たまに白)

これがいわゆるミニマリストの私服の制服化というやつか、と思うくらいシンプルだが、前述のメンズ達が何を着ようとアダム様の若干よれよれの黒Tシャツの輝きには勝てないと私には思える。

アダム様はプログラムのお衣装は毎年凝っていて、お色やデザインも絶妙にお似合いで、ご自身の魅力をより引き出してくれるものをお召しになられている。
新プロのお衣装もとても楽しみですね。


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