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その愛はベストで確実か?⑧気になる脇役

シークレットガーデンの魅力は、主役・脇役含めてその登場人物の魅力でもあると感じます。今回は、気になる脇役について書いてみます。
※ネタバレもありますので、ご了承ください。

⑧ 気になる脇役
■パク専務
 
可愛い悪役として登場するこの方。ジュウォンになったライムが「声がとても素敵ですね」とほめる場面がありますが(第8話)、確かに声がいい。あと、「クリスマスにフラレちまえ」と会議の資料に書くシーン(第14話)、気になってよく見ると、すごい達筆なのです!この方にハングルの書き方を習いたいなあ。ご興味ある方、ぜひご覧ください。

■ジョンファン先輩
 ジュウォンとライムが気持ちを通じ合えたのには、この方の貢献がとても大きいですね。何か賞を差し上げたい気がします。ちょっとアシストが踏み込みすぎのように思えるけど、ジュウォンとライムが恋愛初心者なので、このくらいのサポートが必要だったんだなと感じます。

■キムジュウォンの母プノン
ライムとジュウォンの仲を裂こうと、あらゆる手段で二人を傷つけるこの母は本当に醜悪ですが、奇しくも第12話でライムが「どの悪役も傷を負った人たちなんです」というように、そこにはそうする理由があると感じました。

・自身の結婚の破綻
プノンの夫、ジュウォンの父は一度も出てきません。ただ、ジュウォンの妹ヒウォンが「私が家族の中で一番まともなんです。父に似ました」と言っています(第9話)。この父(夫)はごく良識的な人で、だからこそこの歪んだ財閥の家族に耐え切れず出て行ったのでは?最終話でプノンはジュウォンにこう言っています。「(身分違いの結婚に)疲れて去るのは相手なのよ」と。自分と同じ轍を踏ませたくないという思いがあったのではと思います。

・ジュウォンへの執着
一方、夫が去ったプノンにとって、ジュウォンは唯一の息子であり、唯一愛する男でもあったことでしょう。だから誰にもとられたくない。ジュウォンの嫁の条件として家柄や財産を挙げていますが、「ジュウォンを愛さない相手」が一番大事な条件だったのでは、と感じます。そうすればこの先ジュウォンを唯一愛する母、そして女として支配できる。だからこそウヨンを好きなスルは気に入られたのでしょう。

それにしてもこの人は最後まで息子より自分が大事な人、子どもなんだな、と感じます。ジュウォンに「(ライムとは別れて。なぜなら)また幸せになりたいの」と言っていますから(愛の不時着のリジョンヒョクの母とは対照的!)。

■ジュウォンの主治医ジヒョン
この人は、本当に頭もよく慈愛に満ちた女性なんだなと感じます。
若いときにジュウォンと付き合っていたけれど、ジュウォンの母プノンの差し金で別れさせられたという人です。

それなのに13年経っても、主治医として元恋人のジュウォンを診てあげているのです。こんな人いますかね…。きっと、恋人以前にとてもいい友達だったのでしょうね。

それにしても、口ではスリーサイズがどうとか、年齢がどうとかいいながら、ジュウォンはしっかりした女性を選ぶ目を持っているなと感じます。それは母プノンがジュウォンにきちんと教養を身につけさせたからじゃないかと思うと、なんだか切ない…。

私はスピンアウトとして、ジヒョンがどんな男性を選ぶのか、というドラマを観てみたいです!

■ユンスル
スル、最高!私はスルと友達になりたいと思うほど。
最初こそ、ライムのライバルとして現れるけど、後半では要所要所でライムを助け、自身も幸せをつかんでいく力のある女性です。

第19話でウヨンの母とお酒をのむシーン、ここの掛け合い、最高でした。

ウヨンの母「息子はチャン・ドンゴンより男前だと思わない?」
スル「親の欲目ですわ」
ウヨンの母「あら、どこがかしら?ファンが何人もいるのよ」
スル「チャン・ドンゴンにはもっといます」
ウヨンの母「ただものじゃないわね」

スルも、ライムと同じで、自分の才能を生かして仕事をしていますね。

ライムがスルに悩みを打ち明けるシーン

「二人の問題でなく、別の問題で彼を捨てるの?
 あなたらしくないわ

 走ってそばに行くの
 離れないように抱きついて」

私がこのドラマで一番泣いた台詞です。

 

画像は「みんなのフォトギャラリー」よりお借りしています。
kyo_shakumotoさん、ありがとうございます。

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