マガジンのカバー画像

奇跡を信じて芝居をするな

23
運営しているクリエイター

#脚本

奇跡を信じて芝居をするな

『奇跡を信じて芝居をするな』

これは、お座敷コブラの脚本・演出を担当する伊藤裕一氏の口癖でございます。

常々彼が言っているこの言葉。

そこに潜む真意。

そして彼が普段何を想い、芝居を作っているのか。

そんなことを彼から聞き出して、ここに記していこうと思います。

もしかしたら、一般のお客様にはまったく響かない内容になるかもしれません。

これから俳優を志そうという方には、ちょっとした指針

もっとみる

はじめに

舞台は、ドラマなどに比べて「時間がある」と思われがちですが、実際は
そうではありません。
2週間で2時間半の舞台を作るなんていうこともザラですし、ついていけない俳優はただただ演出家に振り付けをされ、セリフの言い方も指定され、演技ではなく「模倣」で公演を終えます。
それでは、わざわざあなたがキャスティングされた意味もありませんし、誰でもできる演技をすることほど、恥ずかしいことはありません。

俳優に

もっとみる