飲食店の女将が10年間で犯した8つの "やらかし"
いつもこのマガジンでは「お店経営をするならこうするべき〜」みたいなことを偉そうに言ってるんですけど、実はそんな私も、女将になってからの約10年間でとんでもない失敗ってたくさんしてるんですよね。
今日は、そんな私が過去に犯した盛大な失敗をひとつずつ思い出しながら書き綴っていきたいと思います。私の二の舞にならないよう、皆さんは十分にお気をつけくださいませ〜。
若いカップルの前で頭が真っ白になった出来事
ひとつ目は、日頃からスタッフには「熱い皿やコップには気をつけてね」と口を酸っぱくして言っているのに、その私がやらかしてしまった話です。
その日うちの店には、なんどか顔を見たことがある若いカップルが来店していました。向かい合って座る2人。そのテーブルへ、私が出来上がった料理を運びます。
料理をテーブルに置こうとしたその時です。私の左腕が女性の湯呑みに当たり、ゴロンと倒れて中身がジャーっと女性の太ももにこぼれてしまったのです。
驚いて立ち上がる女性、何が起きたのかわからず呆然とする彼氏。私は頭の中が真っ白になりました。
当時使っていた湯呑みが安物で軽かったこと、向かって広がるような形状をしていたこともあって、実は倒れやすいことはなんとなく分かっていたんですよね……。完全に私の不注意です。
幸い中に入っていた梅酒のお湯割りはそれほどアツアツの状態ではなかったので怪我はなく、とにかく謝り倒してクリーニング代をちょっと多めにお渡ししました。
飲食代も全て無料にするべきだったな。いろいろ反省です。
せっかくの大口注文なのにゴメンナサイ
うち出前をやってるんですけど、あるとき、近所の某団体の集会の昼食に13人前の天ざるの注文が入ったんですね。
そこで指定された時間に間に合うよう、夫と一緒に料理を作り、当時来てくれていた男性パートさんに配達を託したのです。
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