それは上手くいっていないのか、思い通りにいっていないだけなのか
再三お伝えしているとおり、年末だというのにトラブルが続いています。頭が痛いです。
このように問題が重なったとき、私にはメンターのような存在がいないのでとにかく本を読んだりYouTubeを見たりすることでヒントを見出すようにしているんですね。
で、こないだみたのはこんな動画なんですけど。
北の達人コーポレーションの木下社長はご存知でしょうか。
資本金1万円からスタートし、時価総額1000億円の上場企業に育て上げた現役の経営者です。
ビジネス系YouTubeってもはやどれも似たようなトピックばかりになっているこのご時世、木下社長の動画は目から鱗が出るような内容が多く、昼休憩中などによく視聴しています。
そこでたびたび出てくるキーワードが「思考アルゴリズム」。
これは考え方のクセを意味する造語で、たとえば木下社長が提唱している有名なものだと、タスクは発生したらすぐにやる「ピッパの法則」や、「あとでじっくり考えない法則」などがあります。
今回の動画で紹介されてたのは、「思い通りにいかないこととうまくいかないことは分けて考える」という思考アルゴリズムでした。
世の中の問題の9割は思い通りにいっていないだけ
どういう意味かというと、何か問題が起こった時って、うわぁどうしようって悩んだり落ち込んだりしますよね。
でもそういう時にまず考えないといけないのは「今起こっているのは、上手くいっていないのか、それとも思い通りにいっていないだけなのか」ってことらしいんですね。
たとえばAさんが目的地まで電車で行こうとしました。でも電車が豪雨で運休になってしまった。でもこれはまだうまくいってないんじゃなくて思い通りにいっていない状態です。
電車では行けなくなってしまいましたが、タクシーに乗ったり徒歩で行くなど代替手段がまだ残されていますよね。代わりの方法を使えば、当初自分が思い描いていた電車での移動はできなくても、目的地につくという最終目標は達成できるわけです。
木下さんは動画の中で、世の中の問題の9割はうまくいっていないのではなくて思い通りにいっていないだけだと言い切っています。
考えてみれば、この年末に自分に降りかかってきていたいろいろな災難は、どれもうまくいっていないんじゃなくて思い通りにいっていないだけだなと気づきました。
ー売れた商品が盗難に遭った。
ー売れた商品がいわれのない理由で返品されてきた。
ー自分に非のない理由でアカウントが停止になった。
ー自分のミスで返品を受けたり悪い評価を相次いでもらってしまった。
どれもこれも、自分が思い描いた通りにことが運んでいないだけであって、今日も販売活動は通常どおり行えていますし、売上が没収されたわけでも、銀行口座が使えなくなったわけでもありません。
たしかに今ちょっと売上がピンチなのですが、でもやり方を工夫すればここ数ヶ月間と同水準の売り上げを達成できそうな見込みはあります。落ち込んでる場合ではないんですよね。
これからもおそらく多くの問題やトラブルが起きるはずです。
そんなときはまずは冷静になり、うまくいっていないのか?それとも自分の思い通りに言っていないだけなのか?と考えるクセをつけたいものだと思いました。
「上手くいっている状態」の設定をミスらないで
ただしこの思考アルゴリズムの方法に一つ盲点があるとしたら「うまくいっている状態」の誤認です。
たとえば飲食店だと、1ヶ月の来店者数を150人に設定して、これが達成できれば「うまくいっている状態」だと考えるとします。
では仮に頑張って頑張って集客して、それでも100人しかお客さんが来てくれなかったらどうしましょう。
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