自分の店と同業態の大手チェーンが近所に進出してきたら、意外とメリットが多いかもしれないという話
個人でお店を営んでいる皆々さま。近所に自分の店と同じ業態の大手チェーンが進出すると決まったらどう思いますか?
お客さまをごっそり持っていかれるんじゃないかと、脅威に感じるでしょうか。
もしかすると、個人店の近くに同業態の大手がやってくることは、案外そんなにデメリットばかりではないのかもしれません。
それはなぜなのかっていうのが今日のお話です。
*この記事では、業態=蕎麦、カフェ、焼き鳥のような、飲食店をさらに細分化したカテゴリを表す言葉として使っています。
人の集まるところに大手チェーンあり。人流をもたらすのもまた大手なり
先日こんなnoteを読みました。
北海道の某所で、それほど栄えていないエリアに近日スタバがオープンすることになったそうです。
なんでこんな場所に?!と思われそうですが、そこは大手チェーン。賢い大人がたくさん集まって練りに練られた戦略ですから、外すとは考えられない。何かしら人が集まってくる要素があると見込んで出店するはず。
そうなるとこの先、同エリアで営んでいる個人経営のカフェはむしろ盛り上がるかもしれない。
既存のお店か、新規参入してきたお店かはわからないけど、もしかしたらこの地から有名カフェが誕生するかも?!
実現したら興味深い事例だと、筆者のほりけんさんは考えます。
人が集まりそうなところに出店するのが大手。
一方で、大手チェーンを目当てに人が集まってくる、という逆の現象もあるだろうと私は思っています。
お店をしている人にとって街の人流が増えるのはプラスでしかありません。
へんな話「スタバが満席だから隣のカフェにしよっか」という動機で来店し、それがきっかけでファンになってもらえることだってありえますから。
こんなことを踏まえると、個人店にとって同じ業態の大手チェーンが進出してくることはそんなに悪い話ではなさそう。
ものは考えようです。いくらSNSでお店を探す人が増えたとはいえ、なにより飲食店にとっては街が閑散としている状況が非常にまずいのです。
間口が広がる
大手が近隣に進出してきたときに考えられるもう一つのメリットは、商売の間口が広がる可能性があることです。
「あの店に行ってみよう」と思ってもらえるきっかけって、多ければ多いほど良いもの。
だからみんな、Twitterでつぶやいたり、インスタに写真を投稿したり、お友達紹介制度を作ったりして、商売の間口をたくさん作ろうとします。
そして大手チェーンもその役割の一端を担ってくれる可能性は大いにあるのです。
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