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小さな事業を営むのに簿記検定は必要か

どんなに小さなビジネスでも、お金の計算から逃れることはできません。そのお金の会計を身につける上で最もポピュラーな資格が簿記検定です。

これからビジネスを始める人、あるいは始めたばかりの人の中には、この簿記検定を取ろうかどうかで迷っている人も少なくないかと思います。学生時代に取得した人なんて少数でしょうからね。

ということで今日は、小規模ビジネスを営むために日商簿記を2級まで取った私が、その必要性についてざっとまとめたいと思います。


なくてもいいけど、あるに越したことはない

簿記とは、簡単にいうと企業や個人事業における、お金の出入りやあらゆる取引を記録する作業のことです。

この簿記検定を取得すると、日々のお金や物の出入りが正しく記録できるようになるほか(=記帳)、簡単な決算書が作れるようになります。記録の仕方は複式簿記というスタイルで学ぶので、税制面で少しお得な青色申告を行うこともできるようになるんですね。

私が簿記検定を取得したのは20歳のときです。自分でお店を始めたのと、祖父が経営する会社の経理を、前々から手伝ってほしいと言われていたことがきっかけでした。

実際に取得してみて思うのは、なくてもいいけどあるに越したことはない、です。

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