見出し画像

夫婦経営を9年ほどやってきてわかった、妻が夫(=店主)に物申したいときに有効な言い方、接し方

自営業夫婦によくある揉めごとの中に、妻が夫に対して「せっかく良くないところを見つけて忠告しているのに、ぜんぜん話を聞こうとしてくれない!」といった類のものがあります。

夫が営んでいるビジネスにあとから妻が入るような場合って、妻は第三者的な目線で事業を眺めることができるので、細かいアラや改善点などがよく見えてくるものです。ところがそれを夫に指摘すると、いろいろと理由をつけては一向に改善しようとしないのです。

こうしたことがなんども続くとうんざりするものです。一緒に経営に携わるつもりで家業に入ったのに、こちらの話に聞く耳を持たないなんてどういうこと?!と怒りが湧くとともに、おかしな状態を放置したままの現場で働くことへの不安が募ったりもします。

では、こんな自営夫に妻からの指摘や忠告を聞き入れてもらうにはどうすればいいのでしょうか。

9年間夫婦経営をやってきて思うところ、あるいは周囲の自営夫婦を見てきた感じたことなどを参考につらつらと書いてみます。


自営夫はなぜ、妻の話に聞く耳を持たないのか

ではまず、なぜ自営夫が妻の話に耳を傾けないのかについてです。
これには3つの理由があると考えています。

ここから先は

3,591字

¥ 300

頂いたサポートでほかの方の記事を購入したいと思っています。知見を広め、より良い記事作りを目指します!