鹿児島の老舗アトツギ企業『KOBIRA』の新たな冒険の出発点。新本社「HARBOR」オープン!
2024年2月、KOBIRAは大きな一歩を踏み出しました。鹿児島市からシャッター温泉街の日置市湯之元へ本社を移転し、新たな拠点「HARBOR」をオープンしたのです。
KOBIRAは創業112年の老舗地域企業ですが、2022年からの3年間を『第4創業期』と位置づけ、新たな冒険を始めました。
この移転は、単なるオフィスの場所の変更ではありません。私たちが目指す未来へのチャレンジの表れです。
そんな新たな冒険の出発となった特別な一日、「開所式」の様子をお届けします!
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開所式
開所式当日は、小雨が降る中、多くの方々が駆けつけてくださいました。日置市の永山市長や湯田地区公民館長、日置市議会議員、そして取引先の方々。新しいオフィスのヒノキの香りに包まれながら、たくさんの笑顔と祝福に囲まれました。
式では、まず小平代表取締役社長が挨拶。
「単なるオフィススペースでの新設ではなく、私たちが目指す”新しい老舗”として進化し、これからの企業が地域社会との新しい関係性を築くための第一歩」
「地域固有の文化を生かしつつ地域社会と主に成長し、新しい価値を創造していく」
等の決意を述べました。
社長の挨拶に続き、永山市長からも
「新築でありながら街にフィットする社屋や新しい働き方、ビジネスモデルの在り方が提示されている」
「企業と地域の新しいつながり方を行政としても応援し、手を携えて地域と作っていきたい」
といった心温まる言葉をいただきました。
そして、HARBORの設計・建築に尽力してくださった「おりなす設計室」さんと「おばま工務店」さんに、感謝状を贈呈。
その後、KOBIRAの新たな門出を祝うテープカットを行い、お集まりいただいた方々からの暖かな拍手に包まれる場となりました。
内覧会~ハマポケマルシェ
開所式の後はどなたでもご参加いただける内覧会を開催しました。
地域の方々や社員の家族が次々とHARBORを訪れ、興味津々に建物内を見学されていました。
近所の方々が「明るい建物ができたね〜」と話しかけてくださる場面もあり、私たちの想いが湯之元の皆さんに伝わっているのだと実感。
訪れた子供たちからは「ここがとても気に入ったので、帰りたくない!」という声も上がっていました。
そして新本社前に位置するKOBIRAが運営する利用料無料のシェアカフェ「ハマポケ」では、内覧会と同時にマルシェを開催。
▼ハマポケについて詳しくはこちら▼
クレープ、キンパ、コーヒー、焼き菓子、観葉植物など、多彩な出店者さんが集まり、お祭りのような賑わいを見せていました。
さらに、鹿児島BBQ協会による振る舞い、お肉とパエリアも登場!
地元の方から「お肉は何時から?」と事前に問い合わせが殺到するほどの人気ぶりで、あっという間になくなってしまいました。
最後に
湯之元の皆さんにご挨拶をし、関係者の方々にHARBORを紹介できたこと。私たちの新たな一歩を、多くの方々に見守っていただけたことを心から嬉しく思います。
新本社につけた「HARBOR」という名前には、私たちKOBIRAの想いが込められています。
日々の活動を「航海」に例え、各地で航海をおこなっている個性豊かな船たちが、一旦戻って補給をしたり、新しい海図を得て航路を決めたりする「港」となる。そして、この港を起点に外の世界の様々な人たちが湯之元に集まり、湯之元の皆さんをはじめ、多くの方々と繋がっていく。
オフィスという概念が多様化する中で、HARBORが人と人とが出会い、繋がるための特別な場所になればと願っています。
建物は鹿児島の木材をふんだんに使用し、地震や台風にも負けない強度と、木のぬくもりが融合した、誰もが心地よく過ごせる空間を目指しました。
そして私たちの冒険は、まだ始まったばかり。日置市とも連携協定を結び、空き家をリノベーションする「街まるごとオフィス」プロジェクトや、湯之元を舞台に最先端の取り組みを行う「未来の暮らし研究所」の設立など、ワクワクする計画が目白押しです。
ステークホルダーのために利益を上げ、存続し続けていくことはもちろん、ローカルの老舗アトツギ企業だからこそできる取り組みを続けていきます。
新しい船出の日に立ち会ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
「HARBOR」はKOBIRAの想いを込めた場所。共に未来を創る拠点として、これからも多くの方々とご縁を紡いでいければと思います。
これからもKOBIRAの航海を、ぜひ見守っていてください!