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読書とお茶と


読書のお供

花を買うとか、良い香りの入浴剤を使うとか、気持ちや時間に余裕のあるバロメーターになっている事は、人それぞれあると思います。
亭主にとって、それは読書。
仕事で資料を読むとかは別に、余暇として自分の楽しみとしての読書は気持ちに余裕がないと出来ないなぁと思っています。(もちろん、無い時に敢えてそういう時間を取ることもありますが)
そんな時に、更に気持ちを盛り上げようとよくお茶を淹れます。
アールグレイやアッサムのミルクティ。
一番お気に入りは、ラプサンスーチョンを少し忍ばせたもの。
マグカップでたっぷりでも良いし、お気に入りのカップをいそいそと取り出したりします。

お茶の香りには

お茶が美味しいのは言うまでもありませんが、その効能は目を見張るものがあります。
ひと頃話題になった茶カテキンは抗がん作用や抗ウィルス作用があるそうで、老化防止に役立つそうです。
またテアニンという成分はリラックス作用があって、脳のアルファ波を増やしてくれるとか。よく見かけるようになった睡眠の質を上げるドリンクにもよく配合されていますよね。
詳しいことは分かりませんが、確かに良い香りのお茶は気持ちを穏やかにしてくれます。
緑茶の瑞々しい香りも良いですし、ほうじ茶の香ばしさも捨てがたい。
でも亭主はやっぱり紅茶が好きです。
ダージリンの渋みと透明感のある香り。
アッサムの深くてコクのある味わい。
そして中国紅茶の甘く円やかな濃い赤色なんて最高です。

お茶が飲みたくなる小説

誰かがご飯を美味しく食べている所を見ているとお腹か減ってくると言います。確かにYouTubeなどのグルメコンテンツを見ていると、ついつい紹介されているメニューを食べたくなったりなんてことは良くあると思います。
亭主の好きなドラマに、名探偵ポアロとシャーロックホームズシリーズがあります。どちらも英国のグラナダが制作したものですが、作中にはよくお茶のシーンが出てきます。
ホームズは、あの独特な部屋でドクターワトソンと一緒に。
ポワロはアールデコに彩られた部屋でヘイスティングス太尉と。
もちろんそれ以外でも時には田舎のコテージで、依頼人の部屋でと色んな所で、これまた素敵な茶器で頂くシーンがあって、それを見るのも楽しみの1つでした。
それは小説でも同じで、期せずしてお茶のシーンが登場すると、ページを捲る手を止めて、いそいそとお湯を沸かしはじめたりします。
学生時分は、こう言うのって自分だけかなぁと思っていたのですが、どうやら小説に登場するご飯を再現するとか、モデルになったお店に行って、登場人物が頂いているメニューを食べるというのは1つの趣味としてあると知った時は「ですよね〜」と肯いたものです。
確かに、池波正太郎氏なんて食に特化したエッセイもたくさん書かれていますし、読むだけでない楽しみってありますよね。ちなみに亭主は漫画ですが、高橋留美子女史の描く食事シーンが好きです。

狐弾亭の1杯

そんな訳で、狐弾亭でもお茶を提供する予定です。

ポットサービスの例

以前も書きましたが、中国茶をメインにする予定ですが、一緒に出すお菓子も大事です。
というわけで、お菓子はオリジナルでpatata cakesさんにお願いしました。
琥珀糖もクッキーも狐弾亭オリジナル。家紋のクッキーなんて可愛くて美味しくて(ここ大事)亭主は一人でニマニマしてしまいました。
☆紅茶以外にもカフェインレスのお茶も予定しています。

狐弾亭の1冊

有間 カオル (著) メディアワークス文庫

紅茶ではなくハーブティですが、一杯のお茶が心や、時に人生を解きほぐす事があります。
穏やかなジュブナイル小説としても楽しめますし、登場する魔法使いのおじさんがとても素敵です。
まさにのんびりお茶を頂きながら読みたくなる1冊。
もちろん狐弾亭のブックカフェでもご用意しますので、開店、お立ち寄りの際には是非♪

狐弾亭亭主・高畑吉男🦊

お知らせ

妖精譚の語り部としての亭主のお仕事のお知らせです。
12月15日に東京都、日野にあるClare home and gardenにてハープの弾き語り奏者であり俳優のAGATAさんとお話会を開催します。

100坪以上のお庭を有する洋館で暖炉の火を囲みつつ開催するお話会です。
是非この機会に、すてきな音楽と物語をご一緒に。
お問合せ、お申し込みはこちらから🦊

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