「靴の扉の気持ち」
今回は新長田駅前南出口で出会える靴のオブジェにインタビューです。
靴の扉さん
特徴:シルバー色 性格:集合体恐怖症
※正式名称 PORTA di SCALPE
=イタリア語で「靴の扉」
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-記者-
これは靴ですか、たくさんありますね
-靴の扉-
新長田は靴有名やからね
-記者-
そうですよね
神戸市民にとってはおなじみかと思います
-靴の扉-
そのシンボルとして僕がここにおるんやけどなぁ
こんなに多くの人が利用する新長田の駅前におるのに、
僕の存在知らん人が結構おるんよ
僕って・・・影薄い?
-記者-
シルバーでかっこいいと思います!!(笑)
シックな佇まいも素敵です!!
そもそもどうして靴が有名なんですか?
-靴の扉-
新長田が発祥なんよ、ケミカルシューズの
-記者-
発祥なんですか!?
そもそも“ケミカルシューズ”って何なんですか?
-靴の扉-
ケミカルシューズは、ケミカル素材(合成皮革)で作られた靴のことで
戦後ゴムの入手が困難になったメーカーが、ケミカル素材で靴を作るようになってん
-記者-
そうでしたか!
だから新長田には靴屋さんが多いんですね~
-靴の扉-
技術も高いんよ
例えば厚底ブーツなんかを綺麗に作るには高度な技術がいるんやけど、簡単にその技術を他ではマネすることができんかったわけ
ここ長田区じゃないと作れん製品やったんや!!
やっぱ長田のケミカルシューズは一流品やねん
だからこうしてここにモニュメントとして建ててもらえたしね
-記者-
素晴らしい!
やはりケミカルシューズは神戸長田の誇りですね!!
-靴の扉-
そんなことより、あんためっちゃ綺麗な靴履いてるやん
-記者-
そうなんです、最近買いました
お気に入りのレザーシューズなんで長く使いたいですね
-靴の扉-
ちゃんと靴磨いてる?
-記者-
あー・・・磨いてないです(笑)
-靴の扉-
そらあかんやんか
持ち主の愛情次第で靴はどこまでも長持ちするんや!!
自宅でも簡単にお手入れ出来るねんで!
-記者-
そうなんですか!
-靴の扉-
靴はな、一日履くだけでも汚れやほこりが付着するんよ
だから履き終わった後にはちゃんとブラッシングをすること
細かい隙間とか、意外と目立ちにくいヒール部分も忘れんように!
-記者-
そんなに大事なんですか・・・恥ずかしながら全然気を使ってなかったです
-靴の扉-
ちなみにシューキーパーは持ってる?
-記者-
持ってないです、なんですかそれ
-靴の扉-
あんたさ、家帰ったら服ポーンって投げる?
ハンガーにかけてクローゼットにいれるやろ?
靴も同じでちゃんと保管したらなあかんねん
シューキーパーは靴の形状を維持してくれたり、
靴内を乾燥してくれたりするわけ
もちろん靴べらは持ってるな?
-記者-
これから買おうと思ってまして・・・
-靴の扉-
あかん、あかん
真っ先に買うべきやつやん!
靴べらもブラシもシューキーパーも、靴の街長田でさっさと買っておいで!
-記者-
ちゃっかり宣伝してるじゃないですか!(笑)
わかりました!今日の帰りに買います!
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