【第1回】里山保全活動をする私がnoteを始める理由。
(1)小林農産について
はじめまして。小林農産 園主の小林勝祐です。
私は食品パッケージの会社で商品開発に45年携わりながら、2008年に岡山県倉敷市にある約3200坪の里山を先代から引き継ぎ、兼業農家として、里山で四季折々の果物、野草、バラなど100品種以上を自然生えのものと、植栽して世話しています。
その後、もっといろんな人に里山の魅力を感じてほしい!との思いから、2018年3月より収穫体験も開始。これまでに累計300人以上の方が来園してくださいました。現在もひと月に10人程度の方が来園くださっています。
(2)里山の現状
さて皆さん、『里山』と聞いてどんなイメージをするでしょうか?
たくさんの緑に囲まれた癒しの風景やメダカが気持ちよさそうの泳ぐきれいな小川、人の暮らしと自然がうまく調和している懐かしい景色― 日本の原風景をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
しかし、そういった皆さんがイメージしている『里山』はどんどん少なくなってきています。
時代の流れにともない、人々は里山から恵みを受け取る生活から、都市型の生活に変化。その結果、人々が住まなくなった里山では耕作放棄地が増え、森林の荒廃がますます進んでいます。最近、人里にクマやシカ、サル、イノシシなどがやってきて被害が出ているニュースよく見るようになりましたよね。これも森林の荒廃と深い関係があるのです。
里山を荒れ放題にはできないなと思い、私自身も2015年頃に隣地の山の手入れをする承諾を得て、自分の管理している里山以外の世話も行っています。さらにお世話をさせてもらう里山は2軒となり、今後は現在の3,200坪から約6,300坪にまで増えました。
(3)里山への想い
ではなぜ、私がここまで里山保全に力を入れているのか。それは「里山の恵みと環境を守りたい」という想いが強いからです。
生まれ育った大切な場所だから、より良いカタチで次の担い手にバトンを渡していきたい、いつまでも自然豊かな素敵な里山として残していきたいと考えています。
そして、この素敵な里山にたくさんの人に訪れてもらい、しっかりと癒されて、笑顔でHAPPYな毎日を送るためのエネルギーをチャージしてほしいと思っています。
これから、小林農産の里山への思いや里山体験の様子をnoteで発信していきます。
少しでも里山に興味や関心を持ってくださる方が増えますように。