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【我が子の成長の遅れ#8】次男くん担当保育士からの苦言(愛情付)

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[次男3歳2ヶ月の頃]

私がもっとも苦痛だった、保健センターにて行う集団教室も無事に終え(6回中3回しか行かなかったけど)、やっとで解放されたとホッとしていたワタシ。

この時もワタシはまだ、次男くんの成長の遅れに問題意識を持っておらず『他の子に比べて成長は遅いけれども、ゆっくりこの子のペースで成長しているからそれでいい』と思っていたのです。

『仮に次男くんに何らかの障がいがあっても、この子の活躍できるフィールドを作ってあげればいい』といった、良くも悪くも強気な母だったのです。

そんな呑気でズボラな私に、次男くんの担当保育士さんからお声がかかります。

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先生「お母さん、次男くんの成長についてどう思ってますか?」

ワタシ「他の子に比べて言葉もまだ全然出ていないし、成長が遅いなと思っています」
(正直まったく気にしていないけど…)

先生「そうですよね。もうすぐ次のクラスに進級いたします。次のクラスは担任の人数も減りますし、自分のことは全部自分でしなくてはいけません。次男くんは今、全介助状態です。保健師さんと次のステップを相談してもらえますか」

ワタシ「はい、担当保健師に相談してみます」

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(チーーーン。ワタシゲキチン…)

落ち込みました…

分かってはいたんです。
集団保育である保育士さんに負担をかけているだろうなと。
(ザックリこの時の次男くんの成長を説明すると、年齢に対して半分のスピードでしか成長していないといった感じです。年齢は3歳だけれども、成長(中身)は1歳半レベルといった状況でした)

保健師さんとの関わりが苦痛なワタシ。
次男くんの成長に問題意識のないワタシ。

どうにもこの事に関して前向きに関われなかったのです。

フォローするわけではないのですが、この担当保健師さん個人と相性が悪かったのではなく、この保健師さんとのやりとり(子どもの成長や家庭の事情を話さなきゃならない)が苦痛だったのです。

こちらの状況を配慮しつつも、普通に30分近く電話で話してました(それがお仕事ですからね、分かってます)。

私も以前は公務員でしたので【質疑応答マニュアル】的なのがあって、穴埋め的に『これについて確認しておかなきゃならない』って感じなんだろうなーと想像したりしてました。

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モンモンと悩みながらも、数日後にまた保健師さんからお電話をいただいたので、先生からのお言葉と次のステップについて教えていただきました。

次のステップは〈療育センター〉にて行う、集団親子教室の参加です。

前回の通っていた教室の〈場所と対象年齢が異なる〉バージョンって感じでしょうか。
こちらは週に1回の3ヶ月間(全12回)の教室でした。

ここの教室に通って、私の意識が大きく変わります。こちらの療育センターの専門職の方々と関わって、いろんな疑問に答えてもらって、やっとで次男くんの《発達の遅れに積極的に関わろう》という気持ちになったのです。

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《次回は…》

療育センター〈わくわく教室〉での様子と、私の気持ちの変化について書きたいと思います。

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《振り返り》

当時は担当保育士にお言葉をもらい、しばらくの間はこの先生に苦手意識を持ち(次男くんのダメなところを注意されるんじゃないかという不安感から)近づけずにいました。
可能であれば、ほっておいて欲しかったww私にまだ問題意識がなかったからね。

けれども後々、この先生の苦言のおかげで私は行動に移す事ができ、次男くんの療育に積極的に取り組めるようになったことを、今は深く感謝しています。

この時の先生の苦言がなければ、今の次男くんの著しい成長はなく、問題がどんどん大きくなっていっただろうと思います。

今の保育の現場は保護者への対応がとてもデリケートになっていて、このような問題を伝えるのも難しくなっていると聞きます。先生方も思う事があっても、ダイレクトに伝える事ができないのです。

これは、保護者のキャパシティの問題があるので、子どもの問題を〈受け止められる親〉もいれば〈受け止められずに気分を害する親〉もいるのが事実です。先生方が言えないのも仕方ありません。

(私も後者の方で〈気分を害して〉いた側です。そんな未熟者なワタシにも、ちゃんと問題提起してくれた担当保育士さんに感謝です)

そんな保育士さんの置かれている状況を理解しつつ、私たち〈親〉がアンテナを張って積極的に先生に〈アドバイスをもらう〉ようにしていかないと、リアルな意見はもらえない事を知っておいた方がいいかもしれませんね。

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《ワンポイントアドバイス☆》
〜子どもの成長が気になっているママへ〜

子どもの成長の遅れに関して、ママ友や家族に相談してもムダですね。「そのうち成長するよ」とか「気になるほどじゃない」と当たり障りない事を言ってきます。
それは仕方のないことですね。
ママ友関係でも家族間でも、少人数の世界でしかその子を見ることができないので、他の子と比べる事が出来ないから問題行動に気付きにくいのです。

大事な事は《誰に相談するか》です。
まずは保育・幼稚園に通っているなら、そこの先生に意見をもらう。それも複数人に。
具体的なアドバイスをもらえたり、ママの不安が解消されるならそれでOKです。
『先生に相談してもやっぱり不安』と思うなら、行政や病院などの専門家に相談する事が大事。
幼保の先生も、保育の勉強はしていても〈発達障がい〉についての知識は個人差があるので、『集団の中での我が子の様子』だったり『他の子に比べて我が子の課題』を聞いたりするのに適しているかもしれませんね。

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