つま先を外向けて立つのは異常?正常?

お久しぶりです
こば@kobakutsuです。


今日は立ち姿についての話です。「ふと気づくと、つま先が外を向いている…」なんて経験ございませんか?この姿を見て怖く感じてしまう人もいることでしょう。

でも、ご安心ください。

実はとっても普通のことなんですよ。これには幾つかの理由があり、結果として人の身体はつま先が外を向いたとき、膝にロックがかかるようになっているのです。

今回は「立っているときにつま先が外を向く理由」の1つスクリューホームムーブメントという現象についてざっくり解説します!

※つま先が外を向くのは、様々な要因があります。

【つま先が外を向くのは自然なこと】

私たちの身体には、立っているときに安定感をもたらす仕組みが備わっています。それが「つま先を自然に外向ける」というポーズ。まるでねじれたバネのように、ふくらはぎの筋肉や膝の構造が絶妙に連携し、ごく自然にこの姿勢をとるのです。

※安定に直接影響する支持基底面も広がりますからね!地球上の物体は、接地している外苑を結んだ面積が広いほど、その中心に近いほど、低い位置にあるほど安定します。

【身体を支えるキーワード「スクリューホームムーブメント」】

驚くべきは、「スクリューホームムーブメント」という動きが、私たちの膝の安定に大きく寄与している点です。これは、膝が伸びる最終段階で、すねの骨が自動で外側にちょっとだけ回るんですね。

では、具体的にその動きを紐解いてみましょう!

  1. 【大腿骨の優れた設計】 私たちの股関節に近い大腿骨は、まるで自然のすべり台のような形状をもっています。膝を伸ばす力によって、大腿骨はすねの骨をほんのり外側へ導くのです。
    ※関節面の形が影響

  2. 【靭帯の緊密なコンダクター】 筋肉を支える強靱な靭帯が、膝の伸展に合わせて引っ張られ、すねの骨をそっと外に回してくれるんです。


【つまり、私たちの立ち姿は…】

膝が真っ直ぐに伸びる際、膝の構造と靭帯の働きが相まって、無意識のうちにすねの骨がちょっと外を向く。それによって、膝が安定し、立った姿勢が保たれるわけです。

だから、真っ直ぐ立ったときに、つま先が外を向くのは正常なんですよ。

【日常の動作が楽になる身体の仕組み】

このスクリューホームムーブメントのおかげで、私たちは日常生活での立ち姿や歩行を、よりスムーズにこなせるようになっています。買い物をしたり、散歩をしたりという日々の活動が、無理なく快適に行えるのは、この知恵ある身体の仕組みのおかげです。


ちなみに、このスクリューホームムーブメント機能を促す靴もあります。

[アサヒ メディカルウォーク] メディカルシューズ メディカルウォーク1645


【まとめ】

立っているときに無意識に取る、つま先外向きのポーズは、膝の安定という大切な機能を果たすためのまさに身体の知恵。このスクリューホームムーブメントのおかげで、私たちは自然と力強く、そして優雅に地面を踏みしめているんです。

人の身体って面白いですよね!何気ない立ち姿に隠された、小さな驚きや発見は生活の中にたくさん散りばめられています。今回のお話が、そんな貴方の日常にちょっとしたスパイスを加えることができたなら、これ以上の喜びはありません。

いってらっしゃい! 😄✨

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