【意訳】関節リウマチ患者さん、趾のつけ根の圧力を減らす横アーチパッドデザイン【画像あり】
こばです!
今回は下記の文献の【意訳】回です。
Plantar pressures in rheumatoid arthritis using
prefabricated metatarsal padding
最後に、この文献を踏まえてわたしならこうする!
というインソールデザインを載せています。
ここだけは有料です。
ご興味のある方はご覧ください。
中足骨パッドを使用した関節リウマチの足底圧
概要
関節リウマチ患者の前足部には、大きな負担がかかりやすいです。
インソールデザインの違いによって、この圧力をより適切に
管理できるのかを判断しようとしたのがこの研究です。
方法
痛みを経験している10人の関節リウマチの被験者を対象に研究しました。
足底圧測定システムを使用し、
・靴のみ
・靴+Aのデザインのインソール
・靴+Bのデザインのインソール
で体重負荷でどのような力が足にかかるのか?
を繰り返しの試行でランダムにテストされました。
デザイン
ラテックスフォーム製のドーム型(A)
バー型の中足骨パッド(B)
をウレタン製のフルベースインソールに組み込みました。
画像は
DOI:10.7547/0940239Corpus ID: 26383823
Plantar pressures in rheumatoid arthritis using prefabricated metatarsal padding. より引用
結果
A インソールとドームパッドのデザイン
B インソールとバーパッドのデザイン
を使用した場合。
靴のみと比較して、中足骨の平均ピーク足底圧は有意な低下が認められた。
とくに、Bデザインが最も趾のつけ根の圧力を減らした。
その最大圧力は
靴のみ 274.5
靴+A 242.0
靴+B 216.1
とインソールのデザインが変わるだけで
約10%以上の負担軽減ができている。
結論
Bデザインだと趾のつけ根の圧力が小さかった。
個人的感想
あくまでも10人の方に行った研究です。
その少なさから絶対に効果がある!とは言いにくい。
でも、関節リウマチで足裏の痛みでお困りの方に
少しでも効果があるのなら・・・
積極的に試したり、わたしの仕事にも取り入れたいです。
毎日の生活が少しでも快適になられることを願っております。
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あと、この研究はアメリカ足病医学会誌に掲載された文献なのですが
2004年公開と結構昔です。
とは言っても、インソールの形による使った時の圧力のかかり方は
年代の違いによる変化はないと思います。
ただ、インソールのトレンドや考え方も変わりつつあります。
最近は中国によるお金をかけた詳しく大規模な研究が非常に活発です。
それらの情勢も踏まえて、
わたしなら、このケースであれば
こういうインソールデザインにするだろうなぁ
というのをざっくりと3つ書きました。
ただ、特別な解説もしませんし、画像を載せるだけです。
また、大前提としてこれをやってたら有効であって、
これだけやっても・・・という意味のものもあります。
それでもよければ有料ですが見てください。
(コーヒー代にします)
こばでした!
ありがとうございます!
接地面積を増やすことでの除圧効果が決め手だったのなら左。
昨今の、骨頭に影響を与えないような作りにするのなら右。
(やっぱり右は微妙)
近位側は物がない方が相性が良くなりやすいので形はざっくり・・・でも、即興で書いたのでそれなりに適当
組み合わせて使いやすいのは下の画像。
実際に使うのなら、もう少し伸ばしたり近位側の形を変える。
ただ、前述したとおり
接地面積を広げ、大まかに除圧したことが決め手だったのなら
1枚めの左でしょうか。
こばでした!
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