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【考察】なぜあのタイポグラフィが伸びたのか?

始まりは何気なくしたこちらの投稿でした。

いやこれね、自主制作のネタ探してるときに
Pinterestでたまたま見つけて

「あ、これ作ってみたい!」
って思って作って投稿したんですよ。

そしたらクリエイター仲間の何人かが

「え、いいなー自分も作りたい!」

って言ってくれて、

仲間うちでワイワイやってた
感じだったんですよ笑

それがいつの間にか
いろんなところに拡散されてて…、

11/25現在、約7万インプ。
投稿した19日時点でのフォロワー数は150人でした。

そして総勢40名ほどに参加という名の便乗をしてもらい、
デザイン界隈はこのタイポグラフィだらけになりました笑

みんなのタイポグラフィまとめ
みんなのタイポグラフィまとめ
みんなのタイポグラフィまとめ

このnoteを書いてる時点で
数えたら42名でした!!

えー!!40人超えてんの!?
すげぇ!!めっちゃ嬉しい!!( ;∀;)

みなさん本当にありがとうございました✨

はい、ここで正直にいいます。

ここまで伸びるとはまったく思っておらず、
当の本人が1番ビックリしています笑

なのでこの考察はすべて"後付け"です。
それを踏まえてこのnoteをご覧ください。

なぜあの投稿が伸びたのか?
✅なぜみんながマネしたくなったのか?
✅こういうポストを生むためにどうしたらいいのか?

など、このポストが引き起こした
いわば"ムーブメント"を私なりに言語化しています。

気になる方はぜひ読んでね。

大前提として

いきなりですが水を差します。

今回のポストで出したクリエイティブ、
まごうことなきパクリですよね。

はい、これだけは事実。

なので私の実力だけで伸びたのか?
と言われると、そうではありません。

元のクリエイティブあってこそ。
これだけは忘れないようにしています。

みんなでチキンラーメン食べよう🐣

日清リスペクト

なぜ投稿が伸びたのか?

では本題へ。

これを見てるみなさんは
恐らくなんとなく予想がついているはず。

"デザイナーがこぞってマネしたから"

これに尽きますよね。

そりゃ40人以上が引用やらメンションやらで
私の投稿に参画してくれたんです。

中には5,000フォロワー超えてる猛者もいました。

そりゃあ伸びますよって話。

でもそれだけじゃ
言語化としてはちょっと弱い。

なので本題と言いましたがあれは嘘です←

本題は
「なぜマネしたくなったのか?」
「じゃあこういう投稿はどうやったら生めるのか?」

この2つですね。

これを私なりに言語化したので
ぜひ見てください。

そしてクリエイターのみなさんは
このnoteを参考にして、

どんどん自分の作品を
世に出しちゃってください。

それでは改めてどうぞ👇

なぜみんながマネしたくなったのか?

ポイントは主に3つ。

✅自分でもできそうだったから
✅自己紹介、自己分析にちょうどいいから
✅文字組みの魅力性

順番に解説しましょう。

自分でもできそうだったから

これは決してクオリティへの皮肉でもなんでもなく、
ホントにそうだと思ってます。

まずこのタイポグラフィ、
Canvaで作ったものです。

私のタイポグラフィ

しかも必要なのは自分のアイコンとテキストだけ。
おしゃれなイラストも背景も必要ない。

ここに"参入ハードル"の低さが出ています。

Xのタイムラインを見ると、
よく「すげー!」ってなるデザインありますよね?

あれは確かにすごいのですが、
マネするとなるとエネルギー消費がヤバい。

「そもそもマネできんのか…?」
という不安もあってなかなか行動できない。

けどこのタイポグラフィは
用意するものも完成形のイメージも
なんとなく最初からできている状態。

だからこそ
「私にもできそう!」という人が
たくさん出てきたんだと考えてます。

あとは単純に
自分の世界観を出せますよね。

私に便乗したとはいえ
みんな独自の言い回しやレイアウトでやってました。

つまりアレンジが効くってことです。

オリジナルに寄せる必要がない。

これがもし私の作品が"正解"だとして
そこに限りなく近づけなきゃいけないルールだとしたら、

どうしてもクオリティに差が出るし、
投稿しにくくなっちゃいますよね。

それを考える必要がなく、
チャレンジ精神でどうにかできる。

だからこそノンデザイナーの人たちも
便乗してくれたんでしょう。

ただ面白いのはここから。

このタイポグラフィ、実は
やってみると意外と難しいんですよね。

これがデザイナーとクリエイターに
火をつける結果となりました。

1回手を付けた以上、
やらざるを得ないんですよ笑

ここはクリエイターのみなさんならわかるはず笑

Canvaの画面に自分のアイコンを置いて
1つでも文字を入れたら、

もう後には引けない。

せっかくの機会、挑戦して
自分も波に乗りたい!

そう考えた人はきっと多いはず。

こういう風に
技術面のハードル×マインドセットが
うまくかみ合った結果、

このような一大ブームを生み出した
ということです。

自己紹介・自己分析にちょうどいいから

これは私も感じているのですが、

なかなか自分を表現するクリエイティブって
作る時間もないし後回しにしがちですよね。

せっかくデザインを勉強してるのに、
それを表現できない。

そこでこのタイポグラフィですよ。
実はこれ自己分析にうってつけだったんですよね。

私たちはほとんどがビジネスアカウントで、
お仕事をもらうためにXを運用しているはず。

それなのにいきなりポストで
「私は身長は176cmで、ふたご座で~」って、

そんなん誰が見るん?

お前のこと誰が見るん?

でもそれがクリエイティブなモノだったら…?

ここにチャンスがあるんです。

私が作ったモノはまさに
自己顕示欲のカタマリともいえるデザインです。

「最強を目指す」とか言っちゃってますからね笑
めっちゃ恥ずかしい(/ω\)

でもクリエイティブっていうのは
本来自由なモノです。

しかも自主制作なら誰にも迷惑はかかりません。
ウソはよくないけど。

別に自分の想いを語ったっていいんですよ。

そしてこれは恐らく
普段引っ込み思案な方に刺さってるはず。

自分のことをつらつらと語るのは恥ずかしい。
けど承認欲求はものすごくある。

ってなったらこのタイポグラフィは
まさに「待ってました!」となるはず。

ただこれも先ほどと同様ですが、
やってみると意外と難しい。

みなさん普段自分のことなんて
分析しないでしょう。

恐らくほとんどの人が、
「あれ?何書けばいいんだ…?」
と思ったはず。

自分のことなのに意外とわかってないし、
わかってたとしてもうまく言語化できない。

そのトレーニングの
いいきっかけになったと思います。

文字組みの魅力性

これは私の超個人的な意見ですが、

文字組みはごまかせない。
だからこそクオリティに差がつく

と思ってます。

例えば、

・キレイな背景
・ギラギラなレイヤースタイル
・目を惹くキャッチコピー

これさえあれば
"それっぽく"なるのがクリエイティブです。

もちろんそれもいいんですが、
今回のタイポグラフィはそうじゃない。

圧倒的に"文字組みの美しさ"で
勝負してるモノですよね。

これはデザイナー心をくすぐるポイントです。

みんな文字組み好きでしょ?笑
私は大好きです!!

参戦してくれた人は
いま首を縦に振っていると思いますが、

文字組みに挑戦する機会って
実はそうそうなくて。

このタイポグラフィ、
やっぱり余白がない方がキレイに見えるけど
でもそれが難しい。

けどさっきも書いた通り、
「頑張ればできそう」なラインなんですよね。

挫折するほどではない。

このちょうどいい塩梅が
みんなが挑戦してくれた理由だと思います。

よかったら引用やリプで
みんなの意見も聞かせてね👇

こういうポストを生むためにどうしたらいいのか?

そうはいっても
「自分で波を作りたい!!」
って思うのがクリエイターの性でしょう。

私だってそう思います。
だから今回の騒動(?)はホントに嬉しかったです。

ではそこで、
みなさんの今後のヒントになるように
私なりの解説をします。

まずポイントは3つ。

✅頑張ればできそう
✅正解がないこと(オリジナル性)
✅コストがかからない

これですね。

頑張ればできそう

まずクオリティ面の話ですが、

確かに文字組みだけとはいえ
素人とプロがやるのでは差が付きます。

私も今回とても勉強になりました。

でも「頑張ればできるかも?」
思ってもらうのは非常に大事で、

「やってみたい!」に繋がるモノは
自然と人が集まります。

なので自主制作で
そんな難しいモノを出せとは言いません。

むしろトレースでもいいから
周りが出してないものを出してみましょう。

正解がないこと(オリジナル性)

これもさっき書きましたね。

このタイポグラフィには
正解がないんです。

別に私の作品に近づける必要もなければ、
これが100点!というモノもない。

だからこそある程度自由がきくし、
差別化だってできちゃうわけです。

色を変えたりサイズを変えたりして
何度も挑戦してくれた人もいますしね。

コストがかからない

まずCanvaだけでできちゃう
っていうのが1番大きいですね。

駆け出しのデザイナーでもできる。
しかも無料版でOK。

どっかで課金した背景や素材もいらない。
ってなればハードルはおのずと低くなる。

けど難しいのが、
「簡単にできちゃう」じゃダメなんですよね。

できそうだけど難しい。

このちょうどいいラインが
デザイナーたちを惹きつけたんでしょう。

おまけ

ぶっちゃけこれが1番大事かもしれません。

「本人が1番楽しんでること」

ですね。

自分でいうのもなんですが、
私自主制作が大好きなんですよね。

でもホントにバズとか狙ってなくて、
"自分の作品でニヤニヤする"ためにやってます笑

もちろんお仕事の案件はマジメにやるとして、
自主制作はとにかく「楽しみたい」んですよね。

「スキルアップのため!」とか
「このネタがウケそう!」とか

あんまり考えてないです…笑
だから今回のもまぐれだって正直に認めてます🥺

アナタは自主制作をするときに

「Xに投稿するためにやらなきゃ」とか
「お仕事とるためにやらなきゃ」とか

どこか義務感でやっていませんか?

それだと楽しくないし、
周りと変わらないかもしれません。

私が楽しそうにやってるからこそ、
そのテンションが周りに伝染して、

今回のような流れになったんだと思います。

なのでいま一度思い返してほしいのが、

「ワクワクを大事に!」
ってことですね。

人をワクワクさせるのが
私たちの仕事なら、

まず自分の心が躍ってなきゃダメなんです。

義務感で作ったデザインは面白くないし、
人の心は動かせません。

私はまだクリエイターとして2年目だし、
デザインのクオリティだって未熟です。

正直偉そうに語る資格なんてないでしょう。
このnoteだってまぐれアタリからきたモノです。

ただそれでもいっちょまえに信念だけは持ってます。
それぐらいタダだしいいよね。

すみません、
ついアツくなってしまいました…。

でも本当に大事なことだと思うので、
みなさんもこれを忘れずにいてください。

最後に

後付けではありますが
ここまでご覧いただきありがとうございます。

例えパクリが元でまぐれでバズったとしても、
言語化するのは大事だという信条なので
今回このnoteを書きました。

一大ブームを生み出せたのは
素直に嬉しいですし、

おかげさまで
フォロワーも200人を突破しました。

ただこれに油断することなく、
引き続きみなさんにワクワクを届けられるよう
クリエイティブで語っていきます。

今回のブームを受けて
タイポグラフィの制作サービスも始めました。

これはクリエイター仲間の
すいちゃまとの共同サービスとして

また流れを生み出したいと思ってます。

もし気になる方は
XのDMでご相談ください。

🐔こばのアカウント
https://x.com/defrost_chicken

🐟すいのアカウント
https://x.com/hananosui

それではまた次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました!🐔

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