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果凛って最初は女の子かと思っちゃった


30歳目前で婚約した千鶴は、大学時代からの親友・響貴に密かな想いを抱いていた。しかし、響貴は過去の失恋の傷から前に進めず、千鶴への想いを打ち明けることができない。

そんな響貴を想う千鶴は、彼に告白させるために、友人たちを巻き込んだ大人げない計画を実行する。しかし、計画は思わぬ方向へと展開し、千鶴、響貴、そして友人たちの関係は複雑に絡み合っていく。

大筋の"告白させたい"ストーリーよりも、絶妙な人間関係と距離感とニュアンスの表現に惹きこまれた。

ネタバレになってしまうけれど、この小説の場合、響貴は千鶴の事が好きなので、男女の友情は成立していない...。千鶴も好意を寄せられていることには気付いているが、自分には婚約者がいる。なので告白させて振りたい。って事かあ。

いやー、千鶴よ。そんなことすんなよお。
隠し貫こうとしている相手の気持ちを自分がスッキリしたいがために、そして少しのお節介心のためだけに無理やり吐き出させようとすんなよお。

ほんでなんやねん、その状況を自覚してて泥酔したら響貴ん家泊まりに行くんかい!!
なんやこの女!?!?!? 

読み始めはそんな事を思っていた私。そしてこの手の感じの恋愛小説ちょい苦手かもと思っていた私。

大筋のストーリーよりも
大学が同じの男女3:3の仲良しグループだけど、6人じゃなきゃ成立しない感じ。6人なら集まるけど、個々で会う組み合わせは限られている感じ、もっと言えば2人でも余裕で飲みに行ける組み合わせと、2人だとちょっと気まずいかな?ってゆう人もいる感じ。

うんうん。とてもリアル〜〜〜

女同士の友情も、何かの弾みで壊れそうな脆さの表現も、終始リアルで引き込まれてしまった。


響貴と千鶴の恋愛事情はさておき、大人数グループあるある的なのが文章からひしひし伝わってきて面白かった。


いや〜、男女って仲良いだけでなんでくっつけたがるんだろうな。特に女子。

人に言われてくっつくくらいならもうとっくにくっついてんだよな。


これは私の感想。

ちなみにまだ最後まで読んでません。

あと、私恥ずかしながらこの小説でこの曲を知った1人なんですけど、良すぎる。

音楽の趣味は千鶴と合うみたい。


おわり。


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