学生のクラウドファンディング
私は、トリノスという学生団体に所属しています。
大学の友人がおこした団体で、主に関東の大学生を中心に兵庫県豊岡市で活動をしています。
活動内容は、建物の改修がメインです。
つい先日1週間ほど、豊岡市に訪れて、トリノスの活動をしてきました。私が住んでいる千葉県から豊岡市まではとても長い道のりです。
なぜ、わざわざそんな遠くまで行って活動に参加するのでしょうか。
活動を終えて間もない現在の気持ちとしては、活動がただただ楽しかった。楽しいから参加しています。
どんな楽しいことがあるのか。
今回、私が行ってきた活動はとど兵という歴史的外観を持つ建物の庭の改修です。トリノスの学生が庭の設計を行い、それを学生自ら施工していきます。
知識を持つ大人の手を借りながらも、学生が主体となって設計施工を行い、ひとつの庭を完成させられることがひとつ大きな魅力です。
トリノスの活動自体は約30日間あり、その期間で学生が入れ替わり訪れ、施工をしていきます。
合計30人ほどの学生が関わっています。
私が行った期間では、主に庭の柵の施工を行いました。
柱を立て、横にかける部材を取り付け、竹をたてていく。こう書くと簡単そうに見えますが、実際やってみると、まあうまくいきません。
適宜話し合って修正して、進めていく。
学生であって、プロではない私たちが行うと時間がかかります。
しかし、個人的にはこれがおもしろい。
設計図があって、それ通りに進めようとする。
しかし、現場ではうまくいかない。
あの手この手で、少しずつ完成に近づけようとしていく。
その間、互いにたくさんコミュニケーションが生まれるからその場にいる人たちが仲良くなる。
ひとつの目標があって、学生たちが頭も手も動かして達成まで突き進む。
学生の活動としてとても良いものだと思います。
道具の使い方など、できる人ができない人に教える。
トラブルが起こったら、話し合って解決策を出し、その場で実行する。
学生が学生に対して指示を飛ばす。
作業を通して、コミュニケーションが活発になっていく。結果、活動全体として、とても主体的ないいものになっている。そんな気がします。
言われたからやる。
ここはそんな環境ではありません。
やりたいからやる。
だから、楽しいのです。
ましてや、関東から豊岡市まで来るほどの学生が集まっています。やる気がないわけない。
あえて、関東から離れた場所で活動を行う理由はこれでいいのかもしれません。
ちょっとだけ活動の様子を写真で。↓
ここまでで、学生自ら庭の設計施工を行なっていると言ってきました。
実は、今回は資金調達から学生の手で行っています。
団体の一部の人が奮闘してクラウドファンディングを行なっています。それを団体のメンバーで盛り立てていきます。
庭の材料費等にあてるため、75万円という資金調達の目標を決めました。
なかなか簡単に集められる金額ではありません。
それを学生が集めると言うのです。
いろんな努力が必要でしょう。
実はこのクラウドファンディングは現在(2021/8/28)進行中で、残り1日になっています。
そして、当初の目標金額を達成しています。
私が直接見れているわけではありませんが、沢山の方の協力がありました。ありがとうございます。
クラウドファンディングについての私の個人的気持ちを言うと、はじめはあまり乗り気ではありませんでした。自分が所属している団体の活動ではあるものの協力的にはなれません。というのも、実際に自分が活動するまで、なぜお金を集めているのかがぴんときていなかったからです。
直接自分自身が関わっていないのに、なぜ私が団体のお金集めに協力しなければならないのか。協力をお願いしている人がその友人でなければ、何もしなかったでしょう。
活動を終えてから初めて、クラウドファンディングを盛り上げたいという意識が出てきました。
私たちが庭の設計施工に挑戦できているのは協力してくれている人たちのおかげなんだ。クラウドファンディングがあっての活動の楽しさだったのかもしれない。
自ら庭の施工に関わることによって、やっと自分ごととして、このクラウドファンディングの挑戦を捉えられるようになりました。
そう思うと、盛り上がっているのは自分たちだけかもしれません。他から見れば、お金集めをしている胡散臭い集団に見られるかも。
しかし、私が実際に庭の施工に携わってきたのは事実で、それを楽しく意義のある経験だと感じていることも事実です。仲間たちもとても楽しそうに作業していました。
私たちの活動を見守ってくださる方たちからの資金援助があるから、私たちが思う存分自由に活動をすることができています。
トリノスのメンバーは環境にとても恵まれているのだと思います。
現在も団体の仲間が庭を完成させようと楽しく朝から夕方まで働いています。
トリノスの活動を見てください。
見守るだけでもいい、サポートもお願いします。
私個人にとっては、過去の楽しかったという体験に資金の援助をお願いしているような形になってしまうかもしれません。
学生が活躍する場、学生が生き生きとする場がトリノスにはあります。
私たちの活動を知ってほしい。
活動を通して、私たちが関わった豊岡市を広げたい。
私が動いたことで何かが動いたらいいな。
今回の活動を経験したからこそ書けたこの記事です。
よろしければ、応援よろしくお願いします。
インスタグラムでトリノスの活動を報告しています。
また、プロフィール欄にクラウドファンディングのホームページへのリンクが貼ってあるので、そこから私たちの挑戦を見てください。
トリノスインスタアカウント
→@toyooka_gakuseiproject
クラウドファンディングHP
https://camp-fire.jp/projects/view/444895
終わります。
では、また。
2021/8/28
こばちゃん