相談に乗ってもらえる人がいるのは本当にありがたい。みなさんありがとう。

今日の午前中はこの前の方とは別の就活エージェントさんとお話しした。
正直、就活エージェントって担当した学生の採用率を上げるために何がなんでもどっかに就職させようとしてくるんじゃないかと身構えていたが、その方は違った。
まあ合わない企業をゴリ押して数年以内の退職者がたくさんいてもしょうがないから、ある程度人間的な振る舞いを求められるのかも知れないが。
その方は歴史学を専攻していて、博士課程まで進学され、DC2 にも採択されていたとのことで、僕の研究や身の上話もすごく当事者意識を持って共感してくれた。
就活の話というより、もはや進路相談であり、アカデミアの世間話だった。

もう休学することに決めたこと。
だから、今年度での就職はもう考えていないこと。
その間に心を休めつつ、博士に進学するか、就職するか考えたいこと。
もし就職する場合の希望の職種や業界について教えてほしいということ。
全部話したし、全部理解してくれた (と思う)。

昨日、母と電話してから涙もろくなった。
すぐ泣くようになった。
泣かなかったというか、泣ける元気もなかった気がしている。
でも、昨日の電話からすごい気が軽くなった。
休学の理由に精神的な問題を挙げられないんじゃないかってくらい笑
まあ、身体症状が出てるから休学はできるだろうよ。

指導教員にも休学の旨を伝えた。
博士に行くなら、例の先輩の研究室がいいと思っていることも伝えた。
もともと、出ていくことを勧めてきたのは向こうからだったので、この判断は賛成していた。
流石に禿げたことには驚いていたし、休学も驚いていたけど。
とりあえず今月中には休学を申請しよう。
髪が生えないうちに。

この件でいろんな人に相談したし、心配をかけた。
学振に書いていた研究計画のひとつは近畿地方の山奥にある研究林の実験所で行う予定のものだった。
下準備として、昨夏2週間ほどそこに滞在していた。
現在の林長は、所属研究室の向かいの研究室の出身で、学科の大先輩で、優秀で超かっこいい研究者だ。
そのとき、滞在していた日本人学生が1人しかいなかったこともあり、よく面倒を見てくれた。
来年からの日程調整の話が進んでいた中で、僕が学振に落ちて研究室を変えるかも知れなくて葛藤しているということはポロっと漏らしていた。
そもそも博士に進学しようかすら迷い始めたことは言っていなかったが、わざわざ励ましのお言葉を本当にご多忙にも関わらずメールしてきてくれた。
突然のことで戸惑ったけど、本当に嬉しかった。
ありがとうございます。

あと、今ポスドクをやっている研究室の先輩にも相談した。
その方は正確には研究室の先輩ではないし、研究室にいた時期が被っていたことはないし、対面では一度しかお会いしたことがない。
でも、一度社会人になられてから博士に戻られた方なので、色々悩んだりもされたんだろうと勝手に思い、話を聞かせてもらった。
こんな希薄な関係性だったのに、修士時代から社会人時代、博士に入学してから今に至るまで時系列順に結構な長文で何もかも教えてくださった。
その先輩は修士で所属した研究室でないところへ進学されていたので、その体験談も含めてとっても参考になった。
ありがとうございます。

アカデミアの優しいところって、こういうところだよねって思う。

どこかで「博士課程は仕事である」みたいなタイトルの記事を見かけた記憶がある。
分野にもよるだろうし、真意は別として、こんなになりたいと思い続けていた職業だ。
所詮は仕事みたいなもんなんだからって思えたら博士進学も踏ん切りがつきそうだ。

やっぱりあの研究室に行ってもいいかな (≒ 行きたい?) って思えてきた。
その気持ちは昨日一昨日とかとは比べ物にならない。
対数軸で見るべきなくらい。
まあひとまず休息しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?