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「楽しい」を基準に

このところ、仕事に就こうとあれこれ動いています。

はじめは、お金に余裕があるわけでもないし、これからムスメのあれこれでまだお金がかかりそうだし、手っ取り早くそれなりの収入を得られる仕事を、という基準で考えていました。

安易なのはわかっていたけれど、40代なかばという年齢のことと、「自分なんて…」という気持ちが強かったこと、夏からのメンタルダウン状態もあって、とにかく自信がなかったのです。
これまでに築いたキャリアのようなものも、まぁないようなものですしね。
要は、仕事を探すにあたって「売り」にできる要素が、ものすごく少ないのです。

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そんな私が働いてそれなりに収入を得るにはどうしたらいいのか?

ということで、時給がそこそこよくて、そこそこお休みの取りやすいお仕事を探していました。

探すと、結構あるんですよね。
でも、あるにはあっても、どうしてもピンと来ない。
100%要望に合致する職場があるわけでもない、ということは分かっているのだけれど、どうしても心が「いやいや待て待て」とストップをかける。

おそらく、あれこれ仕事を探し、自分をそこに当てはめてみたときにピンとこなかった、ということが大きかった。
それに40代半ばという年齢を考えたとき、この先はそんなに気軽に職場を転々とはできないぞ、という思いが強くなってきたからだと思います。

もちろん、最初からそれは考えていました。
でも、諦めていたんです。
この先の人生をかけるような働き方は、きっと私にはできないだろうと。

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しかし先日、友人と働き方についてあれこれお喋りしたことが思い出されました。
起きている時間の大半を占める「仕事の時間」がつまんなかったら、地獄だよねぇ、と。

それは我が家の夫の「仕事したくない問題」を話していたときにふと出てきたのだけれど、これ、私も同じだよなぁ。そんな風に思いました。

そしてそう思ってしまったら、なんというかもう、「自信がない」とか言っていられない!という気分に。
諦めの気持ちのまま、この先の人生を進んで行って、私は満足なんだろうか?
自分が「空っぽな44歳」であることは変わらないし、自信があるわけではないけれど、もうちょっとだけあがいてみよう。
上手くいかないこともあるだろうけれど、自分のこの先の人生を豊かにするために、もう少しだけがんばって見ようと思います。

もちろん、がんばってダメだったら、そのときはそのとき。
腹をくくって楽しもう。そう思います。

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生き方っていろんな形があって、どれも味わいがあると思うんです。
どんな生活をして、どんな働き方をして、なにを食べて、なにを楽しみにしているのか。
その組み合わせ次第で、生き方のかたちは無限大にあると思います。
そしてそれらを楽しんでいるのならば、どんな生き方も魅力的だと思うんです。

ただ、無理をしたり我慢したり自分を卑下したりが続くと、どうしても「楽しい」が減ってしまう。それはよろしくない。

人生を豊かにするのは、楽しめるかどうか。
それを忘れず、進んでいけたらと思います。

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