カレーは悪くない
カレーが世の中をざわつかせていますね。
給食のカレーをしばらくやめるとか、、、
問題の本質はそこじゃねぇよ。
(口が悪くてすみません)
でもね、本当に、カレーは悪くない!笑
我が家もカレーは大好きです。
一か月に何回も作ります。
ひき肉と豆のカレーだったり、トマトとチキンのカレーだったり、野菜ごろごろのカレーだったり。
どれも、家族みんな美味しく食べています。
ところで、さっきTVで、丸山桂里奈さんが震災時の思いを話していました。
もう8年。
早いものですね。
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たまたま食材が豊富な実家が近くにあり、居候させてもらっていたので、ごはんにはあまり困らなかった我が家。
そんな中、買い物(と称した気分転換)に出た父が、小さな商店で見つけてきたのは、粉末の「マッシュポテト」。
そう、牛乳を入れるだけでマッシュポテトができちゃうアレです。
なんでこれ?お父さんがこんなの買うなんて珍しい、と思ったら。
「あれ?これホットケーキミックスじゃないの?」
と。
どうやら普通に間違えた模様。
でも、小麦粉はたくさんあったので(母はパンを焼く人)、むしろマッシュポテトはありがたかった。
間違えたにも関わらず、いやーよくやった!と褒めたたえられた父は複雑な顔をしていました。
しかし、食べ物の好き嫌いなど言えない空気が漂う毎日。
だって、食べる物があるだけでありがたかったのだから。
当時まだ年少さんで、それなりに好き嫌いがあったムスメも、さすがにあの時期は文句を言わずにもくもくとごはんを食べていました。
そんな中、母が「たまには子どもが喜ぶごはんを作ってあげなくちゃね」と提案。
ものすごく久しぶり(に感じた)に、カレーを作ることになりました。
今日はカレーだよ!と予告するとムスメも大喜び。
しかし作り始めてから判明しました。
カレールーが足りない。
困ったなぁ。。。と思っていると、母が、なんと冷凍庫にあったホワイトソースを出してきました。
昔はカレールーだって小麦粉を炒めて作ったし、乳製品を足すことはよくあるし、いけるんじゃない?という判断。
なんと大胆な、、、とは思ったものの、えいやっとホワイトソースを投入しました。
結果。
なんともまったり優しい味のカレーが出来上がりました。笑
思ってたんと違う。
と声を大にして言いたかったけれど、食べてみると、それはそれでなんだか美味しかった。
それが、非常時の食事だったからなのか、本当に美味しかったからなのか、今となっては判断がつきませんが、あの時のあの味は、いまも忘れることはできません。
震災の記憶は、もうおぼろげにしか残っていないというムスメ。
でも、あのカレーは美味しかったよねぇ。と、いまだに話します。
余程インパクトが強かったみたい。
きっと、あの緊張感のなかで、ムスメが大好きなカレーを作ってくれたばあちゃんの思いが伝わったに違いない。
そんなことを思いつつ、我が家は我が家のカレーを、これからも作っていきます。
カレーよ、我が家の食卓を賑わしてくれてありがとう。
これからもよろしく頼みます。
何か楽しいことに使わせていただきます!