何度目かの曲がり角
からだの調子は年々変化していくもので、それ自体は決して嫌いではないし、それほど恐れてもいないのだけれど、目の当たりにすると、「わ、びっくりした!」と感じることがあります。
30代に入ったころに、最初の「曲がり角」が来ました。
まず徹夜の影響が大きく。
若いころは一日で回復できたけれど、「曲がり角」以降は、本調子に戻るまでに数日かかるようになってしまい、もはや徹夜はできないからだに。
そしてそのころから白髪が急激に増えてきた。笑
ま、もともと実父が白髪体質だったので、なんとなく予想はしていたのですが、おおおおおこれかあ!みたいな不思議な感動がありました。
40代に入ると、すぐに足腰が痛くなる、体力が落ちる。
そしてどんどん記憶力が落ち、「えーと、なんだっけ、アレ」が日常化。
(ムスメにいじられる日々到来)
白髪は増加の一途。
そして更年期の気配を感じていたものが、もはや確信に。そろそろ病院にいってもいいかなぁ、のレベルに到達したのであります。
困ったことは増えたけれど、人間としての道のりを感じられる気もして、結構楽しんでいます。
きっとそういう人、多いんじゃなかろうか。
「老いる」ことを悲観的に捉えない世の中になってきたのは、本当に素敵なことだと思っています。
毎日電車に乗って、いろんな人を目にするのだけれど、男性も女性も、素敵な中年以降(らしい)人がいるんだよなぁ。
グレーヘアに、知的な黒縁めがねとちょっと明るいネイビーのパリッとしたコートを着た、通勤中らしい男性とか。
絶妙な遊びのあるショートヘアに、パキッとしたメイクで、カラフルなコーディネートを着こなす、絶対に私より年上の女性とか。
逆に、女っぽさをまとった人も格好いい。
わたし自身は普通のおばちゃんでありますが、そういう素敵な人たちを見ると、心がおどります。
そしてこれからの人生も、きっと楽しいことがたくさんあるんだと信じられるのです。
本当の意味で、目の保養なのかもしれません。
きっとこの先にもまた「曲がり角」が待ち構えているんだろうな。
それもまた、苦しみつつ楽しみつつ、乗り越えていけたら。
と、目がショボショボの状態で書いております。
休息も大事ですね!