いままで読んだアジャイル本 vol.2
以下で投稿した続きです。アジャイル本っていろいろあるから、次なに読もうかなって考えてる人の参考になれば幸いです。
今回はスクラムマスターになってから読んだ本中心に紹介してみようと思います。
まずは2015年発売の超王道のこちらから。幸福度のメトリクスをチームに導入するときに参考になる章があったので、恥ずかしながらわりと最近読みました。結果、もっと前に読んでおけばよかったなと。スクラムのフレームワークの背景にある考えやスクラムの目指すとこが知れて非常に共感できることも多く、スクラムがより一層好きになった一冊。
続いては古典繋がりで10年前 の2014年に発売されたこちら。こちらはスクラムマスターになりたての頃に読んだけど、翔泳社シリーズとは違って文字が多くてちょっと読みづらく、電子書籍で購入したということもあって途中で離脱してしまった記憶。。(個人的にいつも読みながら付箋を付けていくスタイルなので..)時間ができたら紙版で再度読んでみたいと思う。個人的にふりかえりの説明におけるプーさんの説明はお気に入り。
古典シリーズ第3弾は2015年発売のこちら。2022年にodd-eの榎本さんにアジャイルコーチとしてサポートしてもらっていた時に教えてもらった本。当時バックログのチケットが300件近く溜まってしまっていて整理が必要となり、このユーザーストーリーマッピングの手法を勉強。結果、新規案件でチケットつくる前にUSM(ユーザーストーリーマッピング)をつくってみることにより関係メンバー内での認識共有に非常に役立つことになったので、関係者が多いようなプロジェクトとかでスクラムを導入する際にはおすすめな一冊。
こちらは古典ではなくわりと最近の2022年出版のもの。アジャイルやスクラムで開発していくと必ず通るであろう品質だったり生産性の共有や報告の課題がでてきた際に読むと良い一冊。開発者やQA、マネージャ、経営者それぞれの目線においてどういった指標が必要とされるか、また生産性や保守性などを向上させる為に計測すると良い具体的な指標についても書かれていて非常に実践的でおすすめな内容。
続いては開発規模が大きくなって、1チーム10人以上になったときどうしようかなと思い読んだ本について。2021年にCSMというスクラムマスターの資格を取得した際に知って読んでみて、実際にLeSSの導入をしてみることのきっかけになった一冊。
出版自体は2019年とちょっと古く、監訳者の榎本さん曰く日本語訳もいまとなっては直したいとこあるという話を聞いたのと、2023年に受講したCLPというLeSSの資格の研修において著者のBas Voddeから直接リファインメントのやり方などは本に書いてある内容からアップデートされているということも聞いたので、実際にLeSS導入する際はこの本だけでは不十分だけど、LeSSというものについて概要を知るには良い本。というか、この本オンリー。
スクラムのスケーリング繋がりで最後に一冊。こちらはscrum.incが推奨しているScrum@Scaleという手法について書かれた本。Scrum@Scaleのフレームワークの概要と著者が在籍するChatwork社での導入事例も交えながら記載されていて非常に理解しやすい内容。LeSSは1つのプロダクトを開発するには最適だけど、組織全体にスクラムを適用するにはこういった手法の方が向いているような気もするので、Scrum@Scaleの資格についても今後取得して勉強してみたいと思う。
ということで・・
第2回はここまでで。次のアジャイル本なに読もうか考えてたひとの何らかの参考になっていれば幸いです。
次回は、会社全体にアジャイルを導入していきたいと考えるようになったときに読んだ組織アジャイル関連の本について紹介できればと思います。ではまた!