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いままで読んだアジャイル本 vol.3

以下で投稿したシリーズの第3弾です。

今回は開発チームだけじゃなく会社全体をアジャイルにしていくといった趣旨の組織アジャイル関連の本で読んだものを紹介してみようと思います。組織アジャイルって言葉なんか最近よく聞くけど、参考になる本とかってあるの?ってひとの参考になれば幸いです。

まずはカイゼン・ジャーニーで有名な市谷さんのこちら。2022年に出版されたときに読んで、組織アジャイルというものに興味を持つことになった一冊。ちょうどこの頃、スクラムを導入して3年経っていたけど、どうもうまく「自己組織チーム」ができてないと感じていて、その原因としてはやはり組織全体がアジャイルにならないといけないことを身をもって実感していたので、具体的にどう動いていけば良いかなど大変に参考になった。いわば私が組織アジャイルを考えるきっかけとなった原点。

続いても市谷さんのシリーズ。上記の本の半年前くらいに出版された本。当時、DX推進グループという部署に所属していたので、手にとってみた。
変化に適応できる組織の内部の変革のあり方を目指すべく、DXを4つの段階に分けてまずは業務の変革からやっていきましょう、「ふりかえり」と「むきなおり」をやりましょうといった内容で、DXを進めるうえでのアジャイルの重要性が理解できた一冊。

市谷さんシリーズの最後は昨年の2023年に発売されたこちら。こちらはシステム部門向けというよりかは、非システム部門に向けて「ふりかえり」や「むきなおり」といったアジャイルという方法を紹介している内容。非システム部門のひとにアジャイルに興味もってもらうきっかけには良い一冊。

こちらはスクラムをやり始めてから2年くらい経って開発チーム単体としてはスクラムで回るようになってきたけど、なんやかんやで銀行だから完全なスクラムではなくて案件自体は従来のウォーターフォール型での管理になってたり、中途で入ってくるメンバーもウォーターフォールでの開発経験しかなかったりして、どうアジャイルを説明したり導入したら良いか迷ったときに参考になるかなと思い読んだ一冊。

めちゃくちゃドンピシャで参考になったと言う感じではなかったけど、ストーリー仕立てで物語としては読みやすいから、ずっとウォーターフォールでやってきた人にアジャイルについて理解してもらいたいときに取っ掛かりとして読んでもらうのは良いかなと

続いては上記の通称「ここアジャ」著者の沢渡あまねさんも推薦のこちら。市谷さんの本にも書かれているけど、組織にアジャイルを広めていく方法としてはまずは小さく「アジャイルCoE」みたいなコミュニティを立ち上げて広めていくのが良いとされているんで、実際にそういったコミュニティをどうつくっていくと良いかがGoogleなどの実例とともに具体的に紹介されている一冊。

ちょうど昨年やっていた社内のイノベーションを目的としたコミュニティ活動において、コミュニティの目的や役割(ロール)の設定など参考にしながら試してみたらうまく回るようになって非常に役だった。いわば、コミュニティ活動における私のバイブル。
いま入ってるコミュニティが何かうまくいってないなぁだったり、これからコミュニテイ活動を始めようとしているひとには是非読んでもらいたい内容。

こちらはAgile JapanやRSGTといったアジャイルのカンファレンスのセッションで何度か目にしていたので気になって読んでみた本。社内にアジャイルだったりのアイデアを広めるための具体的なパターンが48つ紹介されているもの。出版自体は2014年と新しくないけど、その手法自体はいまでも全然使えるものばかりで、「みんなを巻き込む」だったり「まずはやってみる」「ブラウンバックミーティング(ランチMTG)」などいくつかやってみて実際に効果があったものもあった。
これらの手法を頭の片隅に入れておいて、必要だって思ったタイミングで「まずはやってみる」のが良さそうな一冊。

こちらは昨年、アジャイルな組織にしていくにはどうすれば良いか考えてたときにまさに!と思い、読んだ本。アジャイルとは何か?から始まり、時代による組織のあり方の変化。そしてアジャイルな組織とは何か?どのような状態のことを指しているのか、その状態にもっていくにはどういったことをすると良いかといったことが書かれている。
各章ごとに適宜、現在の組織やチームの状態をチェックできるようなワークや、今後目指していくべき組織像を導くヒントになるようなエクササイズが多数あり、非常に実用的な内容。スクラムマスターはもちろん、組織全体をアジャイルにしていきたいと考えている経営者やマネージメントの方に是非読んでもらいたい一冊。

ということで・・

第3回はここまで。組織アジャイル本について何から読んでいいか分からないってひとの参考になってれば幸いです。
次回は、実際に組織的なアジャイルを実践している企業での事例が載ってる本について紹介できればと思います。ではまた!

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