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人には見えない弱さの意味

もう誰のことも傷つけたくなくて、
何も言わずに隠そうって思って、
それなのに、
思うことや伝えたいことが次々出てくる日々。

いろんな気持ちを削ぎ落として、
限られた言葉でただ本当のことだけを伝えよう。
そう意識して、ぐっと力を入れても
それだけの覚悟がないとなかなか言葉にはできないんだよな。

「弱さを見せることが怖くて勇気が出なくて、
強がって頑張る方が傷つかずに楽にいられる」

そんな本音を打ち明けられた。

でも、その考えで立ち止まったままだと、
いつかまた必ず限界を迎えて苦しくなる。

限界の苦しさを知ってる人は、
弱さを見せるほんのちょっとの勇気がどれほど大切か、きっと知っている。

人とのコミニュケーション中で、
相手にもきっと何かあるだろう、何か返ってくるだろうと期待したのに空っぽってことがある。

実は、本当に空っぽなんじゃなくて、
他の人には見えない、その人にしか見えないものがいっぱい詰まっているのだと思う。

その中身は決して素敵な、幸せな、良いものばかりではなくて、
見返して苦しいもの、辛いものもあるから。
時には本人ですら中身が見えないことがある。
だから、他の人には自由に見えないくらいがちょうどいいのだと思う。

その人が、今、この人になら見せてもいいかもって思えたとき、
そのとき初めて、その人自身がそれに色をつけて誰かに見せられる。

それが言葉で、
それが信頼で、
それがあなたらしさだから。

不安になる分、がんばってる。
がんばってる分、不安になる。
不安は、自分の弱さをより強く感じさせるし、
自信をどんどん奪っていく。

人には見せたくない涙もあって、
その理由も人それぞれで、
理由なんてない場合もあったりして。
みんな少しずつそういう秘密を持ってる。

無理して強がる方が、気づいたら周りが離れていってしまうみたいなことが意外とある。

だからこそ、弱さを見せることは、いつか離れてしまっても深く強くつながっていられるきっかけになるから。


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