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転職活動開始(その1)

本日付で今の会社を退職する。転職先を決めて退職するのではなく、先に退職するために今は転職活動中だ。

何度か転職活動を行ったことが私にはあるが、都度その状況は異なる。前回の転職活動は半ば勢いで辞めてしまって、しかもコロナ禍における転職活動ということもあってだいぶ焦り、精神的にもしんどかったが、人の紹介もあってなんとかうまくやれた。(オファー内容も過去最高のものだったし)

今回もまた結構状況はしんどい。私は長年インサイドセールスに携わり、マネジメント経験もあり、また英語を使った業務(上司が外国人)の経験もあるのでサクッと決まるだろうと甘く考えていたのだが、現実はそう簡単でもない。

正直に言えば年俸やポジション(タイトル)にはこだわりはそれほどなく、いかに楽しく仕事ができるのか、ポジティブに仕事ができるのかが職を探す一番のポイントだ。今年50歳となり、これが一番のネックでもあるのだが色々と考えている。

今3社に対して応募をしていて、どれも転職エージェントやヘッドハンター経由で紹介されたものだ。私の職務経歴をビ○リー○に登録し、それを見たエージェントや企業の採用担当が直接「スカウト」という形で私にコンタクトしてくる。コンタクトするにはお金がかかるので、いい加減な紹介案件は少ない印象だ。だが、私が想定していた企業やポジションではなく、私が「やれそうな」ものを紹介してくる。これがなかなかおもしろい。

私自身がオープンポジションを探すときには考えもしないような企業、ポジションを提案されるので、改めて自分のスキルや経験に基づくポテンシャルについて考えさせられる。

いわゆるスタートアップ企業で活躍するほどのガッツやスキルがあるとは思えないのだが、ある意味ではそういうマインドを持ったある程度matureな企業を紹介され、これに応募した。もともと自分が抱いていた印象と実態がかなり異なり、興味が湧くと共に入社したいなという思いも出てきた。

その会社は外資系なのだが、長らく成長傾向の企業でその点はかなり優秀だ。面接で部門長と話をさせていただいたが、失敗をあまり責められることもなく、アイディアを出しまくって色々やってみるということに重きを置かれていて、指示待ち人間よりも「0→1」タイプの人材を探しているとのこと。これはいい。もちろん私以外にも何名かcandidateがいるようだが、次のステップに進めれば良いな。

私は応募ではなく採用する側で面接をした経験もある。職務経歴や履歴書はあくまで一面でしかなく、また多少内容を盛ってくるのでやはり対面で話をしてその人となりや癖を把握するほうが採用の判断には役立つ。

採用は本当に難しい。企業における一番のコストはやはり人件費だ。だから慎重に採用活動を行いたいと思う反面、良い人材は奪い合いの世界なのでスピーディさも要求される。だからある種の「勘」のようなもので判断するのだが、これがなかなか思い通りには行かない。

とある企業での採用基準は「今の社員で言えば○○のようなタイプ」というふうに言える人物を採用するのだということを聞いたことがある。つまり型破りな人物は採用しないという方針だ。良し悪しではなくそういう会社もあるということだ。だからいわゆる「スペック」では決まらず、ある種のカルチャーフィットを求められるということだ。

何が採用のキーとなるかは応募者の立場ではなかなかわからない。私にできることはパッションを伝え、私の経験や人脈がいかに貢献できるのか、その可能性があるのかをロジカルに伝えるのみだ。

さて、いつまでこの転職活動が続くのだろうか。9月くらいには新しい職場で仕事を始めたいものだ。

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