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「ランニングを始めて良かった!」と思える、3つのコト

はじめまして、高橋幸司と申します。19年間、ベースボール・マガジン社で雑誌編集に携わり、最後の4年間は『ランニングマガジン・クリール』編集長を務めてきました。ちょっと時間的余裕ができたので、これまでスポーツメディアの仕事で感じてきたことや、ライフワークの1つとなったランニングについて(11月のつくばマラソン出走予定、サブ4目指してます)など、ときたま書き綴っていこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

「走っているときって、何を考えているですか?」。これは、ランニングをしていない人からよく聞かれる質問です。そして、答えがいろいろあり過ぎて「う~ん」と言葉につまってしまうのは、ランナーあるあるの1つ。そこで僕が考えるベストアンサーは、こちらです。

「走れば分かりますよ。一緒に走りませんか?」

ランニングをするメリットって、結構あります。体が健康的になるのはもちろんなのですが、パッと思いつく3つのコトを挙げてみます。

1 自分の頭の中が整理される
僕にとっては、心地良いマイペースで走っているうちに、頭の中のごちゃごちゃした悩み事とかが整理されてきて、走り終えたときにスッキリするというのが大きいです。「ランニングを始めて気持ちが前向きになった」と言う人が多いのは、「自分の考えが整う」ということなのではないかと思います。

2 自分の脚が移動手段になる
これ、お小遣いの節約にももってこいですし、災害時の助けにもなります。特にマラソンを目指すようになれば、5キロ、10キロを走るのはへっちゃらになり、仕事が押して終電を逃しても「走って帰ればいいや」と思えるようになります(周りには変人扱いされますが)。また、GPS付きのウォッチを買って1キロ何分ペースということが身に付いてくれば、自分のような算数苦手人間でも、「この距離ならば、歩いてこれくらいの時間で移動できるな」という計算が自然にできるようになります。

3 自分が「主人公」になれる!
野球やサッカーや相撲など、特にプロスポーツは「競技する側」とその他とで明確に境界線があるものですが、マラソンはちょっと違います。今年の東京マラソンは、世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手から7時間の完走目標のランナーまで約2万人が参加しましたが、超エリート選手とビギナーランナーが同じ日・同じコースを共有できて(もちろん、見えている世界は全然違いますが)、沿道からの応援を受けられるのがマラソンなのです。これって、結構すごいことではないでしょうか。

まさしく、さだまさしさんの名曲の歌詞のように、誰もがみな、何歳からでも始められて、ロードという競技場で「主人公」になれる。それが、ランニングやマラソンの素晴らしさです。ランニング雑誌をつくってきた身として、今後もそうした魅力を伝える一助ができればと思っています。

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