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不在と在ったもの、元々なかったものについて

映画を見た。シングルマザーと息子(とその周りの人々)の話、彼の映画は自分にとって特別なものがいくつかある。元々あったものがなくなった時と元々なくて今もないものだったらどっちが幸せなんだろうと思う。

元はあったものなら思い出したり懐かしんだりする事が出来るけどそういうものがあるからこそ苦しんだり悩んだりもするはず。元々なければそのことに悩まされることはないけど思い出すことさえ出来ない。これって写真に撮るとか撮らないとか、みたいなこととも共通してるのか?してないのか?よくわからない。(偶然にもこの映画の中にも写真を撮ると言う行為がよく出てくる)そもそも元々なければ撮ることは出来ないかとか、ぐるぐるしてる。

それに元々あったとしても殆ど思い出すことなんてないものだってある。それはなかったことと同じなのか、どうなんだろう?不在な存在にいつまでも囚われながら在るものを残す行為について考えて写真なんかを撮っている。

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