センサーサイズが大きけりゃいいというわけではない話【LUMIX G100】
こんにちはKouです。
今月もLUMIXさんから「G100」をお貸しいただいていて、すっかりその魅力に取りつかれているところです。
今日はセンサーサイズについて、お話できればと思います。
「センサーサイズは大きいほうがイイ」は間違い
いま、お貸し頂いているLUMIX G100は「マイクロフォーサーズ(3/4)」という規格のセンサーサイズで、主流の「APS-C」や「フルサイズ」といった規格よりも小さいです。
(画像出典)
https://www.mapcamera.com/html/20181116_camera_mirrorless/mirrorless.html
一般的には、センサーサイズは大きいほうがいいとよく言われますが、私はあえてセンサーサイズの小さいマイクロフォーサーズを使います。
明るいF値で深い被写界深度
ストリートスナップのテクニックに「ゾーンフォーカス」というものがあります。(ゾーンフォーカスについては下の記事がわかりやすいです。)
要するに、予めピントの合う範囲を決めておいて被写体がその範囲に来たときにシャッターを切るというものです。
メリットとしては、ピントをあわせる必要がないため、AFの遅さに依らず、また、習熟度によってはノールック撮影もできるようになります。
ゾーンフォーカスをするためには、予めF値を絞り込み、被写界深度を深くしておきます。
例えば、2.2mから無限遠までピントが合うようにする場合
フルサイズ+28mm …F5.6
マイクロフォーサーズ+14mm …F2.8
(被写界深度の計算は下の記事を参考にしました。)
と、マイクロフォーサーズではフルサイズの半分のF値で同じ被写界深度を得ることができるのです。
望遠スナップでも最軽量レベル
望遠スナップや望遠レンズを使ったシティスケープには、小型な機材が必要になります。
フルサイズ(SONY a7c)+大三元70-200mmF2.8(FE GM)の場合、総重量が約2キログラムと激重ですが、マイクロフォーサーズ(LUMIX G100)+大三元35-100mmF2.8(LUMIX)の場合、総重量が約700グラムとフルサイズの約3分の1の重量で済みます。
まとめ
望遠レンズでストリートフォトやシティースケープを撮ることが多い方や、深い被写界深度がほしいけどレンズの明るさもほしいといった、願いを叶えてくれるのがマイクロフォーサーズの良さだと思います。
「フルサイズ=イイ」というわけではなく、小さいには小さいなりの利点があるのです。
私の他にも多数のクリエイターが写真機材としてのLUMIX「STILLMIX」という企画に参加しています。LUMIXでの作例やレビューなど、掲載されているので、是非。
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