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ビジネス書多読家だった私が小説を読むようになって得られた5つのこと
読書は様々なジャンルがありますが、即効性のノウハウがあるビジネス書に偏っていませんか?
私も以前はそうでした💦
とある記事から非常に感銘を受けたのが、堀 紘一氏(ドリームインキュベータ代表取締役会長)この記事。
「ビジネスパーソンなのだから、主戦場であるビジネス書が全体の半分以下というのは少なすぎるのではないか?」という疑問を持つ人がいるかもしれない。しかし、ある程度読むとわかってくるのだが、ビジネス書はタイトルや著者は違っていても、実のところ同じような内容が書いてあるケースが大半なのだ。だから、ビジネスパーソンでも全体の40%でいいと私は思っている。
残りの60%は小説が30%、その他が30%という割合で読んでほしい。
ビジネスパーソンに小説をすすめると意外な顔をされることもあるが、ビジネス書ばかり読んでいると少々頭が硬くなってくるし、やや難しいところもあるだろうから、背すじを伸ばして集中して読まないといけない。
小難しいビジネス書を気楽に読める胆力があれば、それはそれでたいしたものだが、多くの若い世代はビジネス書ばかりではどうしてもしゃちほこばってしまうだろう。読書には気分転換の効用もあるから、肩の力を抜いて読める小説も読むべきなのだ。
そうはいっても、小説は単なる気分転換の道具ではない。再三触れているように、小説を読むと語彙や言い回しが広がる。それがコミュニケーション力やストーリー構築力といった表現力の向上につながってくる。
確かにビジネス書ばかりだと凝り固まったノウハウコレクターになりがちです。
この記事をきっかけに、意を決して小説を読むようにしました。
「意を決して」を誇張したのはそれぐらい覚悟をしていたことなのです。
ビジネス書は即効性がありましたが、小説は数時間読んでつまらなかったら時間が無駄になってしまい、その時間があれば他のビジネス書を読みたかった…💦と猛烈に後悔するからです。
そのような思考を経て小説を読む習慣が身につき、読むことで仕事への影響がプラスに働いた5つの点について解説します。
創造力の刺激
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ビジネス書は主に実用的な情報や戦略に焦点を当てていますが、小説は創造的なストーリーによって読者の想像力を刺激します。
小説は論理的思考だけでなく、感性や創造性を呼び起こし、新たなアイデアや視点を生み出す土壌を醸成します。
▼天使の囀り:貴志祐介
脳に巣食う寄生虫の話。
よくこんなストーリーが考えつくな…と。
次の人はどうなってしまうか…話の展開に目が話せなくなりました。
感情の理解
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ビジネスは人間関係やリーダーシップが重要な要素ですが、この領域では感情的な知性が求められます。
小説は登場人物の感情や心理状態に深く入り込むので、感情の理解はビジネスの人間関係や意思決定において重要な役割を果たします。
▼いのちの停車場:南杏子
訪問介護の状況が良く分かり勉強になりました。
生と死と、家族との関わりについて考えさせられることが多いです。
これを読むとほとんどの人は泣くと思います。
私もそのうちの一人。
複雑な問題への対処
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ビジネスの現実はしばしば複雑で解決的な問題を含んでいます。
小説は登場人物の内面や人間関係、社会的なジレンマなど、複雑な問題を探求しています。
また、物語の描写は、ビジネスの現実における複雑さを理解し、対処する能力を高める手助けになります。
▼ノーサイド・ゲーム:池井戸潤
ビジネスの視点として、旧体制、固定観念、既得権益等に対して理路整然と正論を掲げて立ち向かう姿勢こそが、周囲を魅了し、組織運営を成功させる秘訣だと思いました。
読み進めていくうちにラストは予想がつきますが、それでも涙無しには読めません💦
読後の爽快感は思わず空を見上げたくなります。
コミュニケーションスキルの向上
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ビジネス書では主に事実や情報を伝えることが求められますが、小説は物語の構築や文章表現に焦点を当てています。
小説を読みづづけることで、これらの能力が向上し、ビジネスのプレゼンテーションやコミュニケーションスキルの向上につながります。
ストレスの軽減とリラックス
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ビジネスの世界ではストレスがつきものです。
小説を読むことは、日常の喧騒を離れ、リラックスする時間を提供してくれます。
▼エミリの小さな包丁:森沢 明夫
風景描写がシンプルに美しい。
また、料理や風鈴の描写もリアリティがあり、まるでその場にいるかような。ストーリーは新たな一歩を踏み出す力を貸してくれる、そんな内容です。
まとめ
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このように小説は様々なストーリーを体験することで、周囲の人への洞察力が高まり、想像力と創造力の醸成など、人間的な懐の深さを養うことができます。
小説もビジネス書もバランス良く読むことが肝要です。
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