2日間の制作に関わり見えたこと:LIFE-生命-

去年、Facebookでみたミュージカルラーニング。
見た瞬間その投稿をしている人に連絡して、運営者を聞き、インスタでみつけDMしていた。
それが今年いつのまにかアルバイト先で出会うことができ、話を聞けた。
そして、今年はなんの縁かスタッフとして、関わることができた。

まず、第一に本当にキッズ達の純粋な瞳に心奪われました。

個人的に私は小学生3年生の時の市民ミュージカルでミュージカル楽しさに気づいた過去があります。1人で島から出て週1〜週2で友達や家族の時間を返上して、あてる選択をしたということは相当好きだったからでしょう。それを続けて来なかったことに少しは後悔がありますが、それでもここまで表現を愛して生きてきたからこそ、今の自分があると思うので、今回もしかしたらその原体験をつくっているのかもと思うと、なんだか感慨深かったです。

こんな純粋な子ども達、しかも多年齢と小学1年生から高校3年生が向き合えることがまず本当に本当にすごいなと思いました。純粋さがきらきら輝いていました。音楽の口ずさみたいさがありすぎて、きっと生涯心の歌になる人もいるなと思いました。子どもたちの私「ここ頑張ったんだよ!!」がしっかりある劇で、子どもたちの気持ちになっても、家族に自慢したい!となれて自信になる場で、最高でした。

思うことは、ミュージカルラーニングは、今だけの学びではなく、思い返した時の学びも含まれているのだと思います。あの時わからなくても何年か後ふと思い返したときに、「あ、あのときの!」がたくさんあるはずです。私的に子ども達の1人の声で「生きることは思い出を作ること」がとってもとっても共感しました。

最近、舞台の現場で自分が表に出る場も、手伝う機会もない分、叫びたくなるほど舞台欲が本当に高くて、少しでも関われて、自分がいきいきとなれました。

脚本として子どもを主役にするからなのか、役柄に主人公のようなってしまう1人だけが存在しないようにすることは大事だなと思いました。逆に言えば、見られ方とか主人公がしっかりいるとシンプルにわかりやすく思いが伝わりやすいのかなと思いました。
また、私がどちらの立場で関わるのか決めきれてなかったので、中途半端な関わり方になりました。子どもたちの保健室のような立場でなのか舞台人の方がいいのかなと考えていました。
もちろん舞台のお手伝いはしても、今後少し子どもたちの保健室みたいな立場がいてもいいのかなと思いました。なぜなら、2日間だからこそ、性格も全てはわからない、関係性も深めづらい予想外の子たちがもっと今後来る可能性があるなと思ったからです。そのとき、受け入れられる余裕がある方がいいなと思いました。(私が欲張りなだけです!!!人員的にもいらない部分になるのかも…)私的には今回私も子どもたちの保健室のようにできればよかったと思ったのですが、どこを大事にしたい場なのか探り探りなので、子どもたちに目を向けるのはなかなかできてませんでした。そして、私の願いとしては、どんな子でも舞台をつくるなら、みんなでつくっているという認識をもてるようにしたいが私は思っているので、私の舞台での大事にしたい部分が分かったいい機会でもありました。

舞台の醍醐味はそこだけではないとは思いながら、みんなが少しでもみんな“で”作ること他の子どもたちと“も”一緒に作ることが入っていればいいのにと思いました。目的は詰め込みすぎない方がいいので、何を大事にするかだなと思いました。

最後に高校生ともっと話したかったというのが少し後悔です🥲時間はあったのに…ですね💦今回の高校生の将来の考え方が気になります。私がもし高校選択・大学選択で好きなことに純粋に志望校を選んでいたら、また違った未来が見えたのかも…とも思うから、そんな話もできるかも…と。ただの押しつけがましい年上ですね。

やっぱり舞台上は、リアルで理想をつくれる場だから大好きです。
好きな理由がまたみえました。
子ども達が今後どんな形で表現と関わっていくのかとてもとても楽しみです。

そして、舞台上のものの使い方、衣装の作り方、海洋生物の表し方がとても興味深いのです。パーカッションさんの異国間やタイムトラベルしているかのような特別な音、布ひとつで世界がかわる瞬間をつくる舞台、照明できらきら輝く・興奮が最大限になる子ども達を彩る照明さん、お客さんに聞かせつつキャストにとって入りやすく飽きさせない音楽のタイミングと音をつくってくれる音響さん、常に子ども達が主役と意識しながらも場の盛り上げをわすれないスタッフの皆さん、声の響きと安心感が本当に格別で聞いていてここちよくそれプラスの子ども達との対話がほほえましかったゲスト役者さん、子ども達の表情を今だけでなくこれからに残してくれる映像さん、歌やダンスをもっと良く自信をもって演技できるようにしてくれる指導者さん、子ども達の意見を聞いてつくっていることを子ども達に感じさせつつ、最後のクオリティーやメッセージ性の見せ方のバランスを整えながらつくる演出家・舞台監督の方。
上記の他にも様々な関係者の方々がいることで舞台ができていること、今子ども達がわからなくてもいつか必ず気づくのだと思います。

改めてこの2日間の前により長い年月のご苦労があったのだと思いますが、子ども達と会って2日間でこのような作品ができることに可能性を感じました。

そして、未来子ども達に伝えたいことを表現者でいたい、そして教育者でいたい私にとって、表現で伝えたいことを伝えることは子ども達に解釈をゆだねることができ、とてもいいな~なんて考えていました。

久しぶりに学びを言葉にできて、あーーすっきりした!!

最近の観劇も言葉にしたくてたまらない🥺

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