家財売却で生活費を稼ぐ
今日は家財を質に出して、生活費を稼いだお話をしようと思います。
ほんまに落ちぶれたなと思いながらやりました。
家に物を蓄えていた年収1,000万円時代
当時は、「自己投資だ」と思って様々なものを買っていました。
最新の家電もそうだし、趣味性の強いものも買ったりしてました。
正直、そこまで使わないものまで、即決して買ってしまうことがカッコいいと思っていたし、自分のためになると信じていました。
当時、一人暮らしながら新宿区の1LDKの家に住んでおり、家賃は17万円越え。
今思うと虚栄心が強かったなと思うのですが、
当時は年収がそれなりにあったためそれでも大丈夫だったのです。
家財をオークションに出して生活費を稼いだ
そこから、仕事がうまくいかなくなり、一度キャリアが途絶えて収入も減りました。
その時に私に残ったのは当時買った使いもしない虚栄心の塊たち。
とても虚しくなりました。
収入が少ないのに、物がたくさんある生活がこれほどに虚しいとは思ってもみませんでした。
唯一救いだったのは、私は元々、断捨離が得意なタイプであったこと。
捨てる、手放すと決めてしまえば一心不乱に捨てられる性格をしています。
私は結局、これらの物を全てオークションやフリマに出して手放すことにしたのでした。
とにかく家財を整理して、身軽にしたい、現金化してしまいたい。
その気持ちが強かったのです。
まるで過去の自分の虚栄心を薙ぎ払うかのように。
色々と工夫して、出品などしていった結果、大体 19万円前後のキャッシュを手に入れました。
ちょっと工夫すれば中古の販売もできそうなレベルまで工夫しましたが、別に事業にしたいとは思えませんでした。
一番高く売れたのは、とあるブランドのギター。
1本で7万円弱で落札されました。
ものは少なければ少ないほうがいいけど、もし買うなら最終的にお金に変わるものを買いたいと思った
キャリアが途中で途切れることなど、多くの人には縁のない話かと思います。
正直、私も自分がこの状況になるまでは考えてもみませんでした。
でも、今は過去の栄光を捨てて獲得したこの20万円弱が大変ありがたく感じます。
当時の私が買っていたものは、多少高価であったりブランドが知られていたりしたために、
リセールの値が高くつきやすかったのも今回の成果につながった要因でした。
虚栄心の中にもある程度ものを見る目はあったようで、単に高いだけの物を買っていないのはとても良かったポイントでした。
オークションサイトやフリマサイトは売り手の評価もしっかり着くので、
断捨離をきっかけに様々な物を出品していくと自然と買付が増えていく傾向にあります。
当時、家に篭りっきりだった私にとっては社会とのつながりが得られたようで心の支えになっていました。
人はお金を突然持つと金銭感覚が狂ってしまいます。
思えば、私は新卒の頃から周りの人よりもお給料をもらっていたし、キャリアの階段を駆け上がっていくペースも早く、自分でビジネスもできていました。
ストレスの吐口として消費があったことも事実だし、それが生活に彩りを与えてくれていたことも確かでした。
私の立場からは、「無駄遣いするな」とか「高価なブランドを買うな」など偉そうなことは言えません。
私も実際に買っていたし、
「そんなこと知ってるわ。偉そうに言うな」
と当時の私はきっと思うはずだからです。
でもこの2点だけは伝えたい。
なるべくものは少ないほうが身軽で良いし、環境の変化にも耐えやすい
消費するなら大胆に手放す時にお金になる物を買いましょう
無理に節約しなさいとか、倹約しなさい、とかは言わない。
それは、そうせざるを得ない状況になれば嫌でもわかるし、私みたいな性格の人だと一度痛い目を見ないときっとわからないから。
断捨離が好きで良かった。
ある意味で、ものに執着がなかったことで私はとても救われました。