講座報告Vol.5「ジョクソウ知らずさんのための褥瘡講座」
「褥瘡(じょうそう)」ってご存じですか?「床ずれ」の方が良く耳にするかもしれませんね。
健康優良児や"普通"に生活されている方にとっては、あまり関係のないものかもしれませんが、
高齢者
脊髄損傷の方のような日常的に車椅子を使っている方
寝たきりになっている方
にとっては非常に身近なものと言えるでしょう。
特に、脊髄損傷のように「痛み」の感覚麻痺がある方は、擦り傷、切り傷、圧痛など褥瘡に繋がってしまう危険を認識しにくく、知らないうちに褥瘡になってしまう場合も少なくありません。
今回はそんな脊髄損傷の方の「二大合併症」といわれる【褥創】と【尿路感染症】の「褥瘡」の講座でした。
本講座は、脊髄損傷の方、そのご家族・ご友人の方々にとって、「褥瘡」について興味関心をもっていただき、予防や早期発見に繋がってほしいという想いから開講いたしました。
第5回「ジョクソウ知らずさんのための褥瘡講座」~他人事と思っていませんか?~報告いたします。講座のハイライトは以下の通りです。
ジョクソウ知らずさんのための褥瘡講座
1、「ジョクソウ」とは?
2、脊髄損傷者の褥瘡
3、褥瘡の見分け方 褥瘡と褥瘡でない怪我や病気
4、予防① セルフチェック
5、予防② 対処法
1、「ジョクソウ」とは?
キホンの「キ」。まずは褥瘡ってなぁに。からスタート
2、脊髄損傷者の褥瘡
どの部位に「褥瘡」はできやすいのか。
一般的によく言われている好発部位、
アクティブな車椅子ユーザーだからこそ出来てしまうところ、
癖や麻痺から徐々に・慢性的にできてしまうところ、
など、
実例を元に紹介されました。また、"良い"と思って使っているものが本当は褥瘡の原因になりかねない。ということもあると知りました。
3、褥瘡の見分け方
これも褥瘡?褥瘡予備軍?!という褥瘡もありました。
褥瘡でなくても、もっと怖い(写真的に気持ち悪い、痛そうな)病気や感染症などもあることがわかりました。。。。。。。汗
4、セルフチェック
講師の先生の「日々をセルフチェックを習慣化してほしい!」これが心に残りました。
5、対処法
まずは、褥瘡にならない。ことが大切ですね。危険因子は取り除く、それに気づく知識や意識のリスク管理が大切ですね!!
以上です。
3月以降も様々なジャンルの講座を開講予定しています。
健康でいること(他にも、経済的、制度、便利な用具、先輩の経験談など)、生活の質を上げる情報を知っていると知らないとでは、人生が大きく変わるはずです。
やりたい時にやりたいことができる。挑戦できる。やりたいことをやり続けられる。
少しでも脊髄損傷の方のよりよい人生のために後押しができる講座を開いてまいりたいと思います。
もし、こんな内容の講座を聞いてみたい!こんなことが知りたい!などありましたらご意見お待ちしております。
サポートよろしくお願いいたします。サポートくださったお金はすべてJ-Workoutでトレーニングをしてく脊髄損傷の方々のトレーニング費用として還元させていただきます。