体力と肯定感は反比例
若い頃は元気で可能性も大きいから、「もっと頑張れる」と自分に厳しく自己評価も低くなる。だからコンプレックスも多かった。
でも、ある程度の年齢になると徹夜も無理もできなくなる。さらに50代になるとワンシーズンに一度くらい自家中毒のような症状で寝込むようになり、身体だけは丈夫という数少ない自信も消えてしまった。身体がココロについてゆけないという現実。こうなると、もう〝諦める〟しかない。
そういう経験を経た今では、〝一生懸命頑張る〟のを控えている。疲れる一歩前に休む。
長女気質の私が決して言えなかった「これ以上は無理」という弱音も、今ならすんなり口にできる。いや、これは、自分を許すというものすごい肯定の台詞ではないかしら?
また、そこそこの年齢というのもあって「できる範囲で」と周りから言ってもらえるのも幸いだ(でもつい頑張ってしまう)
そして私自身も、結果でなく過程の一つひとつを楽しめるようになった。
あまり悩まず、まずアクションすることで自分の気持ちが動くし、見えてくることもある。たくさんの人がいろんな言葉で応援してくれ、新しい繋がりが広がる。ものごとは、どんどん変わる。現実は想定外ばかり、だからワクワクする。やっと人生が楽しめるようになった気がする。