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内服によるAGA治療の限界

私は現在AGA治療を行なっています。


AGA治療の中には内服治療もあって、よく「フィナステリド」「デュタステリド」とどちらを服用すれば良いか悩んでおられる方

もしくはかなり深刻で急いでいるから「フィナステリド」には見向きもせずに効果が高いとされる「デュタステリド一択」という方も中にはいるとは思います。


ちなみに私は「今の自分の治療法の効果が出ない」もしくは「改善効果が下降していく」ようだったら「デュタステリド」を服用する選択肢もありましたし、今でもそれは「ある」か「ない」で言われるかと「全くなし」ではありません。


ある程度改善した今でも【髪の悩みがそれほど深刻という意識】は皆さんと全く一緒です。



現在はデュタステリドは「日本」と「韓国」の2カ国(?)ほどしか【AGA治療薬】としては承認されておらず、他の多くの国では【前立腺肥大の治療薬】としてだけ承認されています。


前立腺肥大の原因は「加齢」「食生活の欧米化」「DHTの蓄積」「幹細胞増加」などいろいろ言われていていますが、真の原因というモノは未だ解明されていません。


ただAGAの悪の親玉である【DHT】が「前立腺」における主要な「アンドロゲン(男性ホルモン)」である以上、医療機関で「前立腺に関する検査」もある際は必ずAGA治療薬を服用していることを報告する必要があります。


では、AGAは進行性の病気でもあり「自然治癒」することは絶対ないのに、なぜデュタステリドを承認している国がこんなにも少ないのか?


という事ですが

まず前立腺癌に関して


皆さんもご存知の通り「デュタステリド」「フィナステリド」よりも副作用が強い報告がありますが、どちらも前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)を大きく低下させるので、先程も書いたように「前立腺に関する検査」もある際は必ず「AGA治療薬を服用しています」と医療機関に報告する必要があります。

簡単に言うと癌の判明を遅らせているわけです。



また「2013年」 のNIH(アメリカ国立衛生研究所)の研究によると、長期にわたり高濃度のフィナステリドを服用していると「高悪性度の前立腺癌発生のリスクが高まる」という報告があるのです。
有料記事でも書いてますが「フィナステリドの増量」は私もオススメしません。

なので効果も強い分、より副作用も強い「デュタステリド」も同様の理由からその同じリスクとして特に懸念されています。


「前立腺癌の発生リスク」

とそれに対しての

「早期発見の遅れが生じやすい」



この2つの事が原因で他の国ではなかなか承認されていないのではと思っています。


前立腺癌はただでさえ「加齢原因だけ」で発症するかもしれないといわれている癌なわけで、それプラス世界の諸外国は日本のような質や充実度の高い医療保険制度ではない国も多いので。


実際「デュタステリド」を投与中に「前立腺生検」をして6症例のうち3症例で前立腺癌が検出された事もあります↓



では逆になぜ日本や韓国では承認されているのか


という事ですが

実は「アジア人」「白人」に比べて前立腺癌の罹患率も低めで北米の「10分の1」ほどです。

そして罹患率一位は黒人です。

と昔は言われていました。


ところが

なぜか日本人がアメリカに移住すると前立腺癌率が増える事が多数報告されており、また日本での前立腺癌発見時はすでに進行が進んでいる事も他の国と比べると多かったんですね。

そこでいろいろと調べた結果

日本は発見が遅れるため進行癌が多い
      ↓
前立腺癌に関しては日本の病理所見(診断)の質が悪い?


となってるんですよね現在↓


なのでもしかして

「アジア人は前立腺癌になりにくい」と思ったから承認しちゃった?


という「裏事情?」も少し拭えませんが…

ただ、前立腺癌は他の臓器や骨などへの転移がなければ【早期治療の適切な治療で完治を目指せる】とされています。



【デュタステリド】を服用される方は「肝臓の検査」に加えて「前立腺の検査」も定期的にされると安心かなと思います。



そんな中「2021年」近畿大学

腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸」が、血中のホルモン「IGF-1」を増加させ、前立腺がんの増殖を促進することを解明

高脂肪食による前立腺がんの進行に「腸内フローラ」が関与することを、前立腺がんマウスモデルにて世界で初めて証明

しました↓


ここでもAGA治療においての【私の治療法②】がどれだけ大切かという話にもなったりもするので少し嬉しかったり…。





って話は戻りますが

デュタステリドの効果はAGA治療においてはかなり優れています。

【5αリダクターゼⅠ型】といって「皮脂の分泌量が多めの方」また「その部位に対して分泌量が多い方」へのAGA改善効果も強いというのが大きな理由です。

極端にいうと「吹き出物」とかがちょっとできやすい人とかですかね。



ですが逆に【5αリダクターゼⅡ型】といって「体毛が濃いめだったりAGA発症に特に関係」している酵素には「フィナステリド」の方が100倍親和性が高いとの報告もあります↓


なので私個人的には「フィナステリド」だけでも充分だと思うのですが…

いや〜難しいですよね。



しかし「デュタステリド」は間違いなく、戦場で自分はしか持ってなかったのに「あ、槍もどうぞ」みたいな感じではあるわけです。



ではなぜそんな効果の高いデュタステリドを私が使用しないのか。


それは単純に今のところ私は自分の【3つの治療法】で充分な改善に至っているので治療法を変える必要性をそこまで感じていないからです。

冒頭にも書きましたように現在の改善状態が明らかに下降していくようだったら「デュタステリド」を服用する選択肢は少しだけあります。

私個人的には「デュタステリド」を服用するなら「40代以降なら3年に一度」「50代以降なら毎年」ちゃんと「前立腺検査」を必ずするように徹底すれば【最後の選択肢】としてはあるかなと僅かに思っています。

けどもし「服用するとしたら」です。

実は私がデュタステリドに関して本当に懸念している事はもう2つあって、それは追々有料記事の方にでも追記していこうかと思います。


ただ2015年を越えたあたりからの研究発表などは、明らかに「私の今の治療法が正しかった事」を証明し、明らかに「私の治療法の追い風」となっているのも実感できます。

私はできる事なら「60歳あたり」までは今のその自分のAGA治療法でそのまま試してみたいと思っています。

それくらい私は自信を持って【自分の治療法】をオススメします↓


「AGA薬」を飲んでも、「AGA薬」を塗っても改善しないコトを「体質」のせいにしたがる方もいますけど

実はAGAは「そういう体質」にさせる病気なんです。


そしてその「治せる体質」を治さない限りは、飲み薬も塗り薬も全て限界があって結果的にその「治せる体質」に押され負けして、AGAはさらにどんどん進行していくわけなんです。


AGAは数年かけて治っていく病気です。

心急いでしまうのはもちろんわかりますが、まずは身体の健康を第一にしながらAGAをゆっくり治していきましょう。




最後までご覧くださりありがとうございました。

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それではm(_ _)m




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