短期離職がコンプレックスのアラサー看護師からひとこと言わせてくれ
以前、転職エージェントに言われたことがある。
「あんまり転職を繰り返しちゃうと、履歴書が汚れちゃいますしね〜」
ん?汚れるとは…?
派遣で働くことを考えていたときに、派遣ならその職場を辞めたくなっても履歴書上には残らないからその点はいいと思います、ということを説明してくれているときに言われた言葉だった。
転職が多い=履歴書が汚れる
という発想がなかったので、純粋に「へぇ〜、そうなんだ」とそのときは特に気に留めなかったのですが、なんだか後からもやもやしてきて。
ほんとにそうなんだろうか?と。
確かに私は短期離職を繰り返していて、1番長く働いたところが新卒で就職した病院なのですが、そこもたったの3年。(今でこそ“たったの”と言ってしまいますが、当時はとてつもなく長く感じていました)
私はとことんキャリアや昇進することに興味がなく、責任が増えていくと逃げたくなる性質がありまして。
その病院をやめた後、クリニックやまた別の病院で働いてみるのですが、とんと続かない。1年ほどで嫌になっちゃうんです。毎日がしんどくなって、こんなに悩むくらいなら辞めちゃおう!とスパッと辞めてしまいます。
短期離職は私のコンプレックスのひとつです。
でも、果たして私が今まで費やしてきた時間や労力は、ほんとに汚れなのか?
私自身、転職が多いことに引け目はあります。なんでみんなみたいに続けられないんだろうってずっと悩んできました。
でも転職の数に関係なく、どの職場でも必死にやってきたことは断言できる。むしろ仕事のことや、その延長にある自分の人生のことを本気で考えてるからこそ、よりよい環境を求めてもがいているのではないだろうか?
短期離職ってマイナスイメージを持たれやすい。でも、今よりも自分が幸せになれる環境で働きたい!と人生を真剣に考えている証拠だと思うんです。そのエネルギーはきっと、これからの人生になくてはならないものです。
仕事への向上心はないけど、自分の人生を生きることへの向上心は、人一倍あります!
もしも私のように悩んでいる方がいたら、こういう考え方もありかもって思ってもらえたら嬉しいです。今まで頑張ってきた自分を認めてあげたいですね。