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昔も今も行きたくない。大人になっても変わらない。人間なんてそんなもん。

「行きたくなーーーい!!!」


仕事の日は毎朝こう叫んでから家を出ます。
言わずにはいられない。言うことで少しでも発散できればいいなっていう希望もあるけど、別にこんなことでスッキリするはずもなく。

「そうだね、行きたくないねェ」と夫になだめられるまでがセット。ほんと毎回相手してくれて感謝してる。



この行きたくない病、思い返してみると小さい頃からもうずーーーっとでした。

保育園のときも、行きたくなくてお母さんにくっついて離れず、毎朝、永遠の別れかの如く保育園の門の前でギャン泣き。笑ってるお母さんと先生の間で、私だけさながら悲劇のヒロインって感じでした。

小学生のときも泣いて泣いて、散々迷惑をかけたと思います。自転車通勤だった父に、学校の近くまで付き添ってもらったり、近所のお姉ちゃんに迎えにきてもらって連れていってもらったりしていました。

でもそんなに泣いて嫌がるくせに、いつも家に帰ってくるなり第一声が「楽しかったー!!」なんですよね。

そう、行ったら行ったでなんやかんや楽しいんです。行く前は不安でたまらないけど、行ったら知ってる先生や友だちがいて、いつもの日常が始まる。

ただそれが毎朝リセットされちゃうのが厄介なんですけど。

とにかく、家っていう、自分にとって安全安心な環境から外に出ていくことが、怖くてたまらなかったんです。

小さい頃からずっとこんな感じで生きてきたんだから、大人になったからってその習性が消えるわけないですよね。

でもこんな私でも、職場に行けばスンとした顔でちゃんと働きます。めちゃくちゃ偉いですよね。
玄関で散々駄々こねて、ひどいときには泣きながら家を出ることもあるのに(マジで成長してない)。


人間なんて所詮こんなもんなんですよね。
6歳の私と、30歳の私、大して変わりません。
びーびー泣いてます。

大人になったからって、大人っぽく振る舞わなきゃいけないなんてことないですよね。みんな仕事行きたくないよね。家にいたいよね。

それでも毎朝ちゃんと起きて、ご飯食べて、出勤してるみんな、偉い。もっと自分を褒めてあげよう。
私もみんなも、生きてるだけで偉すぎるね。


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