「役立つ」よりも大切なこと
実は、この10日間くらいは、心身共に状態が良くありませんでした。いつもと同じように過ごしているはずなのに疲労感が普段より強く回復も遅かったり、メンタルもスッキリした感じがなく、いつもイライラしていました。数日前から少しずつ良くなり、今は体調もメンタルもかなり回復してきました。
自分自身の今後の教訓として「何が問題だったか」「どう解決したか」を書いていきますが、もし本記事を読んだ方々のなかで参考になる部分があれば幸いです。
以前に紹介した阿佐ヶ谷姉妹さんのエッセイを読み終わった後、私はメルカリで購入した小説と、図書館で借りてきた本を読み始めました。どちらの本も興味があったので読みたいと思った訳ですが、どうも自分に合わない感じだったのです。小説のほうは4日目で読み続けることを断念してしまいました。そして、図書館から借りてきた本については、多少の面白さはあるものの内容が難しく、1日に15ページ読むのがやっとでした。それでも「内容は難しいけど、この本で得た知識は役に立ちそうだから・・・」と、何とか頑張って読み続けたのですが、そんな毎日を続けていくうちに、メンタルは不安定になってしまい、体は疲労感が抜けず、どんどん体調が悪くなっていきました。そのうちに「本当にヤバイのでは?」と思い始め、「かかりつけのお医者さんに行って、相談したほうが良いかもしれない」と思うくらい追い込まれてしまいました。
そんなある日、Youtubeの「出版区」というチャンネルを観ました。このチャンネルは「著名人のゲストが本屋さんで1万円分の本を購入する」という内容で、私は興味がある人がゲストのときだけ観て、ゲストの方が購入した本のなかでで自分が気になったものを読む・・・ということをしています。今回はゲストが「片付けコンサルタント」の近藤麻理恵さん(こんまりさん)でした。私は片付けに興味がある訳ではないのですが、「こんまりさん」と言えば「世界で活躍されている有名人」というイメージがあったので、そんな人がどんな本に興味を持っているのか気になって動画を観ました。そして今まで同様に、こんまりさんが購入した本のなかから私が気になった本を一冊購入してみました。そうしたら、その本にドハマりしてしまったのです。めちゃ面白くて、文字も大きく読みやすかったこともあり、1日で100ページくらい読んでしまい、結局3日間で読み終わってしまいました。そして、読み終わった頃には体調とメンタルがかなり回復していたのです。
私は読む本を選ぶ際に「優先順位を間違えてたんだ」と思いました。「役に立つ」「自分のためになる」を優先するあまり、「楽しい」とか「面白い」という「自分のメンタルにポジティブな要素」を蔑ろにしてしまい、心身が疲弊してしまったということに気が付いたのです。こんまりさんの片付けの基本的な考え方は「ときめくものを残し、そうでないものを捨てる」です。今回のことで、私自身が「こんまり流」の考え方の大切さを身をもって体験できたように思います。
実は、この考え方・・・実は私は以前にも本で読んだことがあったことを後になって気が付きました。心屋仁之助さんの著書「心屋仁之助のずるい生き方」に、心屋さんがこんまりさんとお会いして、この考え方を取り入れたことが大きな転機になったと話されていたことを思い出しました。
「自分の周りには『ときめくもの』でいっぱいにして『ときめかないもの』は捨てていく」
この考え方を大切にしながら、日々の生活をより良いものにしていけたらと思います。
(追伸)
こんまりさんがキッカケで、私がドハマりした本については、次回の記事でご紹介したいと思います。