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うつ病体験記1:うつ病の始まり

僕は30歳でうつ病と診断された。

30歳になるまでも何度か、自分はうつ病なんじゃないかとは思っていた。ネットに転がっている自己診断チェックなどをやっていては、「うつ病の傾向があります」と。

ただ、そういう診断をしたときは、気分が落ちているとき。
気分が落ち込んでいるからこういう診断になるのだろう、と放っておいていた。

気のせいだ、と思おうとしていたのかもしれない。

うつ病であると認めるのってなかなか勇気のいることだ。だって目に見えないものだし。
人は目に見えないもの、最初は怖がるでしょう?

僕は広告に関わる仕事をしている。2013年からだから、もう丸7年が経った。

最初は営業。その次は取材者とライター。今は営業戦略を考えたり、偉い人がやりたいと言ったことを実現させるような仕事をしている。

広告って効果出るかどうかやって見ないとわからない。
しかも広告の文章ってお客さんの好みとかもある。

経験を積むごとに、「こういうのは効果出るな」「これだと効果出ないな」「このままだと成功しない、お金が無駄になる」みたいなことがわかるようになってきた。

実際、自分が担当したものは8割型成功して自信もあった。

だからこちらが制作した広告に好みで反論してくるお客さんとはよく言い合いになった。
もちろんお金払っているのはお客さんだから最後に決めるのは任せているけど、成功させたいもん。

ただ、こういう仕事は、正直怖かった。
効果が出なかったら、、、
クレームになったら、、、

そう思うと、言葉が出なかったり、手汗を尋常じゃなくかいたり、夜眠れなかったり。
これはうつ病と診断されるより3、4年前の話だけど、今思えばすでにうつ病は始まっていたのかもしれない。

つづく

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