38歳男子、オーバーサイズに挑戦してみた。
この連休中に、夏物の服を買いに大阪市内へ出かけた🚇
何を買おうかな。理想は、スキニーの黒パンか何か色違いのチノパン。こちらもスキニー。あとは、半袖のTシャツ。これも体のラインに合ったもの。そんな感じかな。
ところが、ファッションビルに着いて、いろいろお店を見て回ったけど、置いている服はみんな、流行のオーバーサイズ。シャツもパンツもゆったりダボダボ。スキニーなものを置いているお店がほぼない。
困ったなあ。今のオーバーサイズは10代・20代の若い子たちには良いけど、38にはキツいよなあ・・・。でもないものはないし、しょうがない。ちょっと恥ずかしいけど、若い子に人気のブランドのお店に足を踏み入れた。オーバーサイズの服を初めて手に取ってみたけど、正直何が似合うかわからない。
「良かったら、試着されますか?」
接客してくれたのは、「今、就活中で。私、この店で唯一の学生アルバイトなんです。」と話してくれた女性スタッフさん。
「どれが似合うかわからなくて😅」と話すと、いくつかTシャツとパンツを持ってきてくださり、「これとこれを合わせても似合いますし、これとそれでも全然いけますよ〜」と説明してくださった。
服そのものは、全然良い。問題は、自分に似合うかだ。
「一度、全部試着して良いですか?」と尋ねると、「どうぞどうぞ!」と試着室へ案内された。
人生初のオーバーサイズ。着るものくらいでおどおどしてて、どうする!でも、年が・・・。いろんな思いが頭の中をよぎる。そして、試着して鏡の前に立ってみると・・・。
ん?意外といける?それに着心地も悪くない。
「あ、いい感じです!Tシャツの花柄がお似合いですよ!」とスタッフさん。
そう、大きめの花柄がデザインされたTシャツが、夏らしくて、涼しげで、良い感じ。
お店の鏡って、魔法の鏡。なんか、自分の姿が5歳は若返って、150%は盛ってくれるから、カッコよく見えてしまう。なんか仕掛けてあるんじゃないかと思う。
テンションが上がってきて、もう1枚気になっていたTシャツも試着してみることに。こちらも水色のマーブル模様がきれいで、爽やかなデザイン。「そちらも似合いますよ!迷いますよね〜」とお姉さん。
買おうか買うまいか。デザインも形も良いし、オーバーサイズの服への抵抗感も薄れてきた。おまけに、予算よりも安い。最後に引っかかるのが年齢。「この年で、この格好ってイタくないかな・・・」
どうしようか迷っていると、スタッフさんが「何で迷われていますか?」と聞いてきたので、思い切ってかつ小声で「ワタシ、38なんですよ。この格好、イタくないですかね?」と伝えてみた。すると、お姉さんは笑いながら「そんなの全然大丈夫ですよー!!若い若い!お若く見えます!」
あと少しでお買い上げのお客様にどこの店員が「おたく、38でそれはないですわ」と言うだろうか。お世辞とわかっているのに、店員さんの一言でオチてしまった自分のチョロさ。情けない。
「これからも、流行を楽しんでくださいね」と見送ってくださったスタッフさんに感謝しながら、お店を後にした。
家に帰り、すぐに買ってきた服に着替えてみた。うん。やっぱり良い感じ。判断は間違ってなかった!オーバーサイズ、悪くないじゃん!なんか今まで知らなかった領域に足を踏み入れたような新鮮さがあった。視野が広がったというか・・・。
スキニーも良いけど、ダボダボも悪くない。別に若い子に迎合するつもりはないけど、流行を取り入れるのは悪いことではない。むしろ、年と共に狭まる視野と価値観を広げる良いきっかけになった。
新しい服を着るのって、本当に楽しい。40になっても、50になっても、楽しめたら良いなあ。そのためにも・・・!筋トレがんばろ。