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シャネルが愛した日本の花. 信念を投影した美しさ
仕事への情熱、永遠のスタイル、揺るぎない信念が今も尚、多くの人に影響を与え続けているココ・シャネル。
今年の春にオープンするお花屋さんで、オープン記念にお客様にプレゼントするポストカード。61枚目はココ・シャネルが愛したお花を描きました。この記事ではシャネルと花。そして彼女の言葉に触れて行きます。
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シャネルが愛した花
シャネルの良き理解者であり、最愛のアーサー・カペルから贈られた花が、白い椿でした。「何十本の薔薇よりも、たった1輪の椿を」といったシャネルの椿は、色褪せることのない愛の象徴であり、彼女の信念を投影する花でした。
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花の時代背景
日本原産の椿。海外では16-17世紀頃に園芸用としてヨーロッパへ伝えられ、持ち込まれ、上流階級の間で流行しました。
19世紀には、「椿姫」のオペラが上演され人気が高まります。主人公マルグリットのように、コサージュにするのが流行になったそうです。
常緑樹の椿の葉は寒い冬の間も枯れることがなく、艶やかで厚みのある美しい葉を輝かせることから、松や竹のように、不思議な力を持つと古来から伝えられてきました。
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「勝ちたいの」 シャネルの花と強い言葉たち
慎ましやかでありながら華やかで、気品のある美しさ。枯れない強い緑。
「翼を持たずに生まれたのなら、翼を生やすためにどんなことでも乗り越えなさい」
この言葉は現代を生きる私たちへ勇気を与える名言として、今でも様々なシーンで紹介されています。
どんな逆境にも屈することなく、屈辱のパンチをくらいながらその度何倍も強くなる。決して失敗を恐れない。動じない。
「私は、これから起こることの側に居る人間でありたい」
生涯好奇心を絶やさず仕事に自分の魂を注ぎ続けました。
「私は続けたいの。続けて勝ちたいだけ」
戦争の影響や、従業員の大規模なボイコット、流行の変化によるマスコミや世間の心ない言葉や不遇に苛まれ、負けたかと思う状況に直面しても、動じず凛として自らを奮い立たせ、確実に勝つための努力、精神に切り替える。そしてしっかり勝利を掴む。
ココ・シャネルという生き方と椿という花は、知れば知るほど共通点が非常に多いように思います。
今回はココ・シャネルが愛した椿について纏めました。次回もお楽しみに!