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【日記#13】自殺を考え始めた…

社会人として、情けないと思いつつも、
仕事をしている。
この仕事が、何に貢献しているのか、いまいちわからないまま。
税金を納めているぐらいか、と思う。

そんな時、ふと思うことがある。
いつ頃から、自殺を考え始めたのだろうか、と。

中学生までは、思っていなかったのは事実だ。
今までのエッセイを振り返ったりすると、高校生なのかなぁと思う。

生きていても、意味がないと思う。
何も楽しくない。
周りが、死ぬことはよくないことということを言うが、
その根拠が、いまいちはっきりとしない。
高校生の頃、そんなことを考えていた。
将来、何の希望もないから、死んだって、何も影響ないだろう、と。

実際に、自殺しようと行動に出たのは、
社会人になって、挫折して、人が怖くなって、引きこもっていた時だ。
何度か、包丁を手に持って、風呂場に行って、手首を切ろうとした。

こんなことで、死ぬのかどうかは、はっきりしていなかったが、
深く切れば、死ぬだろう、と。

でも、出来なかった。
その時、誰も信じていなかった。
世界には、私一人しかいない感覚で、
周りの人とは、別世界にいると思っていた。
だから、死んだところで、どうにもならないだろう、と思っていた。

それでも、出来なかった。

いざ、やろうとすると怖かった。

そういえば、飛び降り自殺も考えた。
でも、怖くて、やめた。

「なんだ、生きようとしてるんだ」

そう、思った。

おそらく、生を受けて、本能で、生きようとしたのだろう。

だから、ニュースで、自殺の報道を聞くと、
どれほどの苦しみや悲しさがあったのだろう、と思う。
これは、言い表せないものだろう。

私の場合は、うつのような症状から、生きることを遠ざけた。
そうすると、自然と死が近くになった、という感覚だ。

死が近くになった。でも、怖かった。
それを超えて、実際に死に至る行動をする。
これは、本当に大きな力がかかったんだ、と思う。

と同時に、医者に通院していて思うのは、
その大きな力は、いつでも、誰でも、いろんな角度からかかる、と言うこと。

病院に行くと、たまに、医者の言っていることやその様子に、
妙に腹が立つことがある。
殴ってやろうか、と思うこともある。
それは、母親の言い方と同じ時だ。
医者なのだから、知識を持って、正確に言っているのだろうが、
どうしても腹が立つ。

そういう時は、家に帰ると、一気に疲れが出て、寝込んでしまう。

この時だ、医者に対しても、腹が立って、攻撃的になりそうになり、
距離を置くと、一気に鬱の状態になる。
そして、死が近づいてくる。

ここで、もう一つか二つ、死の方向にかかることがあれば、
行動する可能性が一気に高まる。

一度、自殺を考え始めると、このようなことを頭の中で渦巻いている。

これは、一生、付き合っていくしかないのだろか。


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