20230903

 『第三回かぐやSFコンテスト』の最終候補のタイトルが発表された。わたしも密かに応募していたが、選外となった。ウェブメディアのVirtchal Gorilla+(バゴプラ)が主催するSF掌編コンテストで2020年から行われていて、わたしは初回から応募し続けている。前回は箸棒であったが、初回では選外佳作に選んでもらった。昨年は開催されず、二年越しの開催。毎回テーマが決められていて、今回は「未来のスポーツ」だった。わたしは六月に参加したマルカフェ茶道部での経験を基に、「江戸海浜公園大茶湯」という掌編を書いた。エクストリーム茶道というスポーツ化した茶道の審査員を語り手にした茶道SFで、そこで描いた茶を点てる描写は茶道部部長のきさめさんの動作のイメージを思い出しながら書いた。茶道の歴史を調べていると、とても興味深い逸話もたくさんあって、有名な豊臣秀吉に切腹を命じられた千利休、その師にあたる伝説的茶人の丿貫【へちかん】などを盛り込んだ。読んで感想などもらえると嬉しい。

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